文月の四

●7月某日: 朝、起きてきたサクの体をぎゅっとやると、ん?なんか熱い? 暑いから? とりあえず朝食は普通に食べる。でもやっぱり、なんか熱い? 検温すると38.0度。鼻水、咳はなく、本人は元気に遊びまわっているが、いちお病院に連れていってみる。喉の腫れもないらしい。気温は高いが湿度が低いため割とさわやかな陽気。公園で遊ばせるのはどーかと思うが、散歩ぐらいはね…と、買い物ついでにちょっと本屋に寄る。昼寝からいったん起きてきたサク、すんごく熱い! 39.1度! 坐薬坐薬! そして二度寝。夜は食欲もなくなったようで、プリンやアイスなど喉ごしのいいものは口にするが、それも半分残したり。とはいえ元気に遊びまわってはいる。超心配すべきなのか静観すべきなのか迷う。

●7月某日: サクの熱、朝37.5度。昼過ぎ、38.5度になり、また坐薬。朝はひじきごはん、昼はそば、夜は卵丼、量は多くないが食べる。合間に、ゼリーやヨーグルトやプリン、赤ちゃんポカリ。昼寝こそ長めだったが、本人は元気いっぱい。外で遊べない分、家の中でスパークしてる。昼寝してる間に作ったナスの揚げびたし、相当大量だったのに夕食でぺロリとなくなった。夫は元気もりもりの食欲全開である。つられて私もビール飲む。もらいもののとうもろこし焼酎が空いた。さすが五合瓶、開封したのは6日前だが(しかも土日は帰省していたのに)、瞬殺だった。小沢新党、「国民の生活が第一」。これはいつぞやの選挙での民主党のスローガンだったはず。われこそが本流とでも言いたいのだろうか? 「国民の生活のために」新党を旗揚げしたとは思っている国民なんぞおらんのだが、さすがの面の皮の厚さよ。

●7月某日: サク、なんかすっげー早起き。37.2度。買い物に出ると、珍しい知人にばったり会う。こういうのってちょっとうれしい。熱も下がってきたしと、ちょっとだけ公園に寄ると、すぐにポツポツ雨が降り出す。が、撤収しようとすると当然、サク、大抵抗。そうだよね、今週初めての公園なのに、5分で帰ろうって言われてもね〜。幸いぱらぱらと小雨が降ったりやんだりなので20分ほど遊ばせる。ま、20分後でも大抵抗でしたがね。それからスーパーに寄って出ると雨脚がやや強まり、ベビーカーに傘を差しかけながら帰る。夕方からなんか妙な疲れ。夫がサクを風呂に入れてくれる。入浴後、38.5度。下がらんなー。

●7月某日: 朝は37.3度だったが、なかなか治らんのでもしや単なる風邪じゃないのでは、と再び病院へ。先生はかるーい調子で薬を追加してくれただけ。まあそらそうだろな、と、サクの前に診てもらっていた小さい子を目の当たりにして納得。すんごいぐったりしてたもん…。午前中からなんか私も頭痛がひどく、昼食後にセデスを1錠飲む。夕方には完治。最近のサクは、前開きにスナップのついた“つなぎ”でなく、普通のTシャツやズボンでも自分で脱げるようになり、それが楽しいらしく脱ぎグセが絶好調。パンツタイプのおむつまで脱いでニッコニコしてる。夫が、昨日のとある懇親会で余ったものを引き取ってきた。すなわち、瓶ビール2本プラス、ワインのフルボトルが半分強! いかにも高そうなラベルに違わず、うーんなんともハイソなお味。かるーく空きました。サク、今夜は熱が上がらず。