水無月の二

●6月某日: 夫、午前中、整体へ。昼ごはんを食べ、サクと夫はぐっすり昼寝をしたあと、夫の実家へ向かう。車中、今度は私がぐっすり。実家近くの広場で、親子3人でボール遊び。日ごろから、キックらしきものを連続でしていたサクだけど、この日はパパを相手に、今までで一番じょうずにドリブルしていた。だからといって、「将来はサッカー選手かしら☆」なんて夢は、全然、思い描きませんが。沖縄で暴飲暴食してきたので、今回は魚と野菜を中心にお願いしていた夕食だったが、美食であることには変わりなく、まして量がすさまじい。野菜、ごぼうと人参以外は、すべてじぃじの畑で、今朝、収穫したばかりのもので、超うまし。刺身も美味! サクは、専用にわざわざ作ってもらったチャーハンを貪る。ちなみにすべて、じぃじの手料理です。男子が厨房を支配するのは、この家の血ね、うふ☆  夜、裏の川に蛍を見に行く。裏の川では10匹くらい見ましたが、実は川に行くまでもなく、庭にもいました。庭に…庭に蛍…いったい、ここって…(遠い目)

●6月某日: 夫の実家で起床、いまだに、朝晩は非常に寒いこの辺りである。思わぬ避暑地、って感じだ。私はほぼ毎回、こちらに泊まった翌日は、鼻をグスグスいわせてしまい、義両親に申し訳ない。午前中、じぃじの畑に実った作物を収穫するのに、私たち親子も参加。じゃがいも、玉ねぎ、スナップエンドウ、きゅうり、青じそ、レタス。サク、生まれて初めてのイモ掘り。

さて、帰省した時の楽しみのひとつは新聞を読むこと。我が家では新聞をとっていない(週に1回くらい買っている)。義実家では、毎日新聞日経新聞という2紙を購読しているので、楽しみも2倍だ。毎日あると、ついつい読み流してしまう新聞も、週1だと、非常に面白く、豊かな情報に触れる喜びを感じられる。経済面はいつもいつでも興味深いんだけれど、土曜日や日曜日で面白いのは、各紙、子ども向けの紙面があるところ。池上彰の番組じゃないけど、大人が読んでも勉強になる。それから、読書面。『未完のファシズム』という本なんて、紹介文を読むだけで興奮した。そして、この日の毎日新聞では、両陛下について2面にわたって記事があり、今回もまた陛下に対して深い感銘を受ける。

夕方、帰宅。夜はサッカーW杯最終予選の初戦、ホームでのオマーン戦。前半開始12分で鮮やかなゴールを決めた本田は、(ゴールに至るまでのパスワークも鮮やかだったんだけど!)やっぱり鮮やかな男だな〜と感動。岡崎のほうは、5本以上シュートを打って1点をもぎとったんだけど、その泥くささがまた彼らしい。しろうとでも感じる香川のうまさ。でも、途中から出た清武や酒井も良かったよな。遠藤の調子がイマイチっぽいのが悲しい。そういえば、この日は夫の実家(BSが映る。うちは、映らないの泣)で、ダルビッシュの登板もライブで見ることができたのだった。結果的に3失点で勝ち星はつかなかったんだけど、メジャーでの堂々とした投球。「ひょー!」と口笛吹きたくなるようないい球をたくさん投げていて、かっこよかった。