『リーガル・ハイ』 第6話・第7話

録画の消化が遅れてました。

第6話: 
京香さま降臨〜〜〜! なんという豪華さ。古美門センセイの元・奥さんにして好敵手として、一寸の不足もなし。元・妻(しかも恐妻)ってのがめちゃくちゃハマるよね。正直、さすがの京香さまも首元などにお年が出てるなあ…と思ってしまったんだけれど、やっぱりあれくらいの年になったほうが、一流ブランドの服とか、宝石とかって似合うよねえ。婀娜な年増、って感じで眼福でした。ああいうふうに年をとりたいもんです(もとの素材が違いすぎる)。堺さんに負けじと声を張り長ぜりふを早口でこなす姿にもうっとり。声も素敵よね。役者って声も大事だなあ。

かつての夫婦は心中で同じ着地点を描き、はからずも力を合わせて事件を解決に導いていた。それを見抜き、その真の優しさに心打たれて弟子入り希望するガッキー黛を、やはり「アン・シャーリー」呼ばわりして完膚無きまでに叩きのめす京香さま=ケイコ・シュナイダーかっこよすぎ。それでも、ラストはこのドラマらしからぬ切なさにみちて…こういうのもいいわね、たまには…と思ったら、予告が、盛大な、冗長な(もちろんわざとだろうが)オチになってた! なんだよ、あの、最終回でもないのに異様に長い予告は!!!(爆笑)

第7話:
リーガル・ハイ八つ墓村。いかにもなパロディーの部分は、遊びは遊びとして…ときっちり割り切ってある感じで、好感。里見浩太朗水戸黄門をなんとも軽やかに遊びに使ってくれるのも好感。このドラマは、出てる誰もかれもが作品を楽しんでいるように見える。小池栄子の両刀使いってのもまったく違和感なし。

今回のビターは、

  • 認知症になったのを周囲が恥ずかしいと思うことの残酷さ
  • ほんとはウマが合ってないのに、なんとなく長年仲良しの態をしてきてる女子同士のそこはかとないキモチワルさ

の2本立てでした。前者はとても難しい問題で、実際そう簡単に割り切れるとは思えないんだけど、避けては通れない、乗り越えなければならないことなのだろうなあと。後者は、あるある!て思いますよね。やっぱり、古沢良太の批評者としての視点、そしてそれをいとも簡単そうに調理して見せる腕に感服する。