弥生の二
●3月某日: また、雨。合羽を着て、自転車に乗って、友だち親子が家に来る。さ来週に2歳の誕生日を迎える息子ちゃんとサクの仲良しぶりが愛くるしい。基本的に追いかけっこをしてくれる友だちが好きなサク。コップとか積み木みたいなおもちゃも、お友達がソファから落とす→サク拾う、の永久運動をして遊んでた。友だちといろいろ話して気持ちが明るくなる(もともと暗い気持だったわけじゃないけど)。幼稚園に通うお姉ちゃんがいるので、その話も参考になる。情報を得た、というよりも、心持ちのあり方、みたいなのを感じ取ることができたというか。結局は、簡単にぐらぐらしない、かつ柔軟で風通しのよう自分であることがいちばんだよね、と思う。夜、2,3か月前にできた駅の近くの専門店で、夫が唐揚げを帰ってくる。うっまー! サク、ソファの角でぶつけて、左頬に見事な青タンをこしらえる。日本アカデミー賞授賞式の放送日チェックを怠っていて絶叫。テレビをつけたらすでに主演男優賞で、大泉洋が壇上でインタビューされていた。やはり『八日目の蝉』が受賞しまくり。永作博美の受賞は当然と思える。井上真央ってけっこうがっしりした体つきなんだな、と初めて気づいた。素敵です。ここ1,2年の彼女は驚くべき美しさだと思う。
●3月某日: 「最近、サクあんまり食べないよね〜」って話を受け、朝から雑炊を作ってサク(と私)に食べさせてから、夫、とある試験を受けに行く。私とサクはポイント7倍のドラッグストアを経て公園へ。久しぶりの晴天、しかもぽかぽか日和で、公園は大賑わい。サクがしばらく放置していた砂場セットで、もうすぐ4歳という女の子が遊んでいたことから、その子のお母さんとチクと話したんだけど、通っている幼稚園への不満みたいなのをわりと赤裸々にぶちまけておられて、ちょっとたじろぐ。その後、近所のお友達親子と遭遇したので、そちらのパパも含めて砂場で一緒に遊び、数日ぶりの公演を満喫したサクは、帰宅後、さすがにもりもりと昼ご飯を食べてくれた。夜はステーキをメインに家飲み。試験が終わった解放感か、夫がやけにノリノリで、次から次に酒と料理を繰りだしてくる。今となっては何が何だか、なのだが、その場はやたらと盛り上がったのだった。そうそう、この日はオノマチ糸ちゃんの最終回だったことを書き留めておかなければならない。録画して2回見た。まだしばらく消さないでおく。