如月の一
●2月某日: 友だち親子と3組で我が家に集まる。たくさんパンを買ってもらってきたのにお金を払い損ねました私のバカバカ。上海から帰福中のそーたくん、到着後もしばしベビーカーでぐっすりねんね。起きてきた姿、その背の高さにびっくり。サクより二回りりは大きいね。サクのほうが1ヵ月半年上なんだけど。寝起きでしばらくご機嫌が悪かったけど、ランチをぺろり平らげて調子が出てきて、最後はノリッノリで踊ってた。あおちゃんは1歳9ヶ月にして驚きのお喋り上手。「○○も(助詞)」「食べない、食べん(否定)」「つれた(可能)」「パン、食べる(二語文)」などなど。知ってる言葉もとても多いし、「両手でもって」などの指示にもすぐに反応するし、「くらげ」みたいな、けっこうマイナーじゃない?て名前も言ってて、脳内の語彙は100を越してるな、と推定。NHKの子ども番組を見せると三人一斉に踊る踊る! 壮観! も、かわゆーてかわゆーて。長崎帰りの夫、お土産は、みろくやのちゃんぽんと文明堂のカステラ。押さえてるね!
●2月某日: この冬最大の寒波到来。福岡市は日中もマイナス1度とか2度とか。ちょっとの晴れ間を狙って最寄りのスーパーへ。外に出たサクはいつもどおりニコニコと小走りを始めたが、ビューーーーと吹きつけた風のあまりの冷たさに「ひょぉ」と立ち止まり、恐れをなしたように、そこから一歩も動かなくなった。よって、そこからベビーカー。歩道のあちこちが凍っている。電機各社の決算見通し、テレビ事業の不振等で軒並み大幅赤字。前職時代、全国的にはニュースバリューなどありはしない当社ですら、決算発表の前後、社長以下役員がピリピリしていたのを思い出すと、過去最大の当期利益マイナス7,800億円などを読み上げるパナの社長などの心痛はいかばかりであろうか。「振り返れば小泉政権期あたりから、法人税率のダウンなど、“目先の利益”を追求し、投資といえばM&Aで、そうやって技術ももってくればいいやという風潮に陥ってきた日本企業が、韓国勢など海外の開発力に遅れをとっているという証左」と識者がテレビで言っていた。まあなーと思う。夜、ため息をついている私の頭を、サクが優しくナデナデしてくれる。もとは夜ごはんに対して全く集中力のない君が悩みの種なのだが。夫の仕草の真似っこをしたらしい。
●2月某日: 「あさイチ」のプレミアムトークに太田光。「縦割りばかりの社会の中で、政治家だろうと学者だろうと芸人だろうと、一同に会して対等に喋れる、そこで独特の“場”を作れる、だから自分はテレビが好きだ」のような発言。「テレビという場」かぁ、これは面白い。有働さんやイノッチも太田の発言に興味津々といった感じだし、そもそもインタビュアーとしての能力もあさイチ>スタパなんだよなあ、現状。始めから見たかった。引き続き寒波。しかし昨日よりはマシってもんで、サクも散歩ができたし、私は読みたかった本を図書館で見つけたしでホクホク。しかも「今夜はごはんの用意、なんにもしなくていいよ(俺が作るから)!」という夫のありがた〜い言葉ももらっている。はたして美味しい夜ごはんをいただきました〜