『ハングリー!』 第6話

予定調和の域の中。いや、先週見つかったレシピノートを、今週になって田山さんが持参したのは、悪い意味での予想外。みずから喧伝してた重要アイテムに何のエピソードもなしかよ…! 

今回は、いつかやるんだろうなと思ってた英介とまりあ(やっと役名覚えた)の馴れ初めの回想シーンがあった。このドラマ、やたら回想シーンが多いんだけど、説明という役割しか果たしてなくてひとつも面白くないのな! しかし、まりあさんの前彼がDV男だという設定には妙に納得。英介には“できすぎた彼女”かと思ってたら、もともとダメ専(だめんず専門)なんじゃないかー。

ともかく今回は稲垣吾郎の回。敵役なんだけどどこか憎めない、という絶妙なラインを維持してる。『ブルドクター』といい、吾郎ちゃんに求められるのはいつもどこか浮世離れした人物なんだけれど、いろんな浮世離れのパターンを、それぞれこれほどの説得力で演じるって、芸だ。こんな素敵な麻生さん@吾郎さんを、最後チンケな扱いしたら許さんぜよ脚本! と思うんだけど、そんなこととは関係なく、彼は最後まで堂々たる役者ぶりを見せてくれることでしょう。