『執事の分際』 よしながふみ

執事の分際 (白泉社文庫)

執事の分際 (白泉社文庫)

よしながふみのマンガは、『大奥』とか『きのう何食べた』とかを中心にこれまで読んできたので、本作の比較的ハードな性愛表現に「おおっ」と驚き、生唾をのんでしまいました・・・。

私はボーイズラブ系には疎いんだけど、中学生のころ高河ゆんがはやってて、『源氏』とか『アーシアン』とかは読んでいた(というか、持っている。今も)。それらを思い出した。なんとなーく、雰囲気が似てる気がするんです。同人誌っぽさがあるというか・・・。同人誌のこともよく知らないのであくまでイメージなんだけど、悪い意味でなく、独特の“馴れ合い”の雰囲気があると思うんですよね。

10くらいの連作短編なんだけど、このころ既にストーリーテラーぶりは確立されてる。これだけキャラクターが魅力的に描かれているのに、ストーリーに無駄が感じられないっていうのがこの人の凄さだと思う。