『ハングリー!』 第2話
ちょ、ちょっと待って。面白かった。けっこう面白く見てしまった。
英介(向井理)は「いけすかなくないフレンチの店にする」と言ってたけど、実際、いけすかなくはないとしてもあの店はかなり客を選ぶと思うし、光石研と伊藤かずえのゲストカップルのエピソードだってかなり強引だったけど、その辺はこういうドラマのお約束ってことで楽しく見られる範囲内。
(ん? なになに? なんか大事そうな話をしているな・・・)と気遣った英介が、うるさいBGMのボリュームを下げたのと、光石さんが「まだ帰りたくないって言ってんだよ!」と叫ぶ瞬間が重なるとか、むちゃくちゃベタなんだけどクスッときちゃったもん。そのあと、漣がえらいムーディーな音楽をチョイスしてかけるのもいかにもな大団円だけど不快感なくて。
ここまで落差があると、第1話がなんであんなに受け容れがたかったのか、逆に考え込んじゃうな。要するにキャラと舞台の説明のしかたが全然面白くなかったってことなんだろうけどね。喋りすぎだったんだよな、総じて。「あなたのことは大嫌い。でもあなたの料理は好き」とかさ、わざわざセリフにするなよ〜! てセリフ満載だったし(まあ今もその傾向は続いているが)。
レストランの連中も、初回は、塚本=うるさいけど役立たず、川畑=無口な力持ちだけど役立たず、はいり=一生懸命だけど役立たず、漣=人はいいけど役立たず、という始末でストレスフルだったんだけど、塚本君が九州居酒屋で3年雇われ店長をやってた、なんて設定も出てきて、活かしどころが見えてきた。特に塚本くん、彼はやっぱり頼りになる男だね! ナイスアシストの期待が高まる。はいりさんの面白さは言わずもがな。
国仲涼子にしろ、稲垣吾郎にしろ、そこまで嫌な奴じゃなさそうなのも大きい。決してジコチューじゃないし英介大好きの彼女・国仲さんが、いかにして、若い美織ちゃんに敗れ去っていくのか気になってきた・・・
しかし、あれだけ1話をクサしときながら、2話も録画した私ってなんのかんのゆーてムカイリ大好きなのか・・・