葉月の十一

●8月某日: 1日、雨。小降りのときを見はからって、サクをおんぶして、傘をさしてスーパーに行く。おんぶで外出するのは月に1,2回といったところなんだけど、なんかそのたびに、ものすごく愛おしくて切ない気持ちになる。小さい子の育児は「今しかできない」ことがすごく多いんだけど、背中のわが子の重みにもそれを感じる。首をまわして見ると、にこってうれしそうに笑ってくれるのも、ほんとに、胸がきゅんとくる幸せな瞬間のひとつ。週末に夫が作って冷凍しておいたハンバーグに、ソースとつけあわせを作って晩ごはん。思ったよりボリューム大だった。「つなぎが少ないからね。卵を切らしてたからマヨネーズ入れたし」とのこと。島田紳助、突然の引退会見。

●8月某日: 夫、夏休み。サクを託して、朝イチでゴールデンなペーパー免許を更新しに行く。そのあいだ、夫がサクに靴をはかせて、手を引いて歩かせ、スーパーに行ったらしい。初めてのことだ。大人の足では3分ほどとはいえ、サク、よく歩けたなあとびっくり。スーパーに着いてカートに乗せると一瞬で寝てしまったというから、よほどがんばったんだね、うるうる。したがって夫、帰りは片手に買い物袋、片手にサクでエッサエッサと歩いたそうな。昼、回転寿司を食べに行く。サク、厚焼き卵をひとりで平らげる。

●8月某日: 行きつけのドラッグストアにて月に1度の抽選会。ガラガラ、とまわしたら玉が出てくる抽選方式なんだけど、玉を詰めすぎてるのかなんなのか、出が悪い。みんな、5回分とか10回分とかの抽選券をもってるもんだから、レジよりもよっぽど長い行列。並びました待ちました。キリンレモンの250ml缶が1本あたって、風呂上がりに夫とはんぶんこして飲みました。晩ごはんの小いわしの梅煮が好評であった。