テグ世界陸上8日目!

夜7時前、テレビをつけたらスタジオから出張中の織田さんの笑顔。出たーっ、これは、世界陸上名物、「織田さん、サブトラックへ!」だ!!

小谷さんがいるじゃないかいるじゃないか、と思うわけだが、もとより必然性あっての行為ではない。織田さんは、行きたいから行くんです! 事件は現場で起こっているのです! 

「アリソンのお父さんから聞いたんですけど」と謎の情報源を確保している織田さん。「リレーは400も100もエントリーしてるんだけど、なんかちょっと怒ってるふうでもありましたね。『娘をどんだけ使う気だ』って」ですって。

男子200m決勝。1位ボルト、2位ディックス(米)、3位ルメートル(仏)、4位サイディ・ヌドゥレ(ノルウェー)、5位アシュミード(ジャ)か〜〜〜。ボルト、おめでとうおめでとう良かったー! 彼がいちばんで駆け抜けるのを見ると、うん。なんか、収まるべきところに収まった、というような感があるな。世界一速い男を前に、親戚のおばちゃん感覚でアレだが。あのでかい体で、100より200が専門ってのもすごいよね、コーナーを回るのが上手いんだよね。しかし、後続もがんばった。ひたひたと迫っていた。ディックスは100も200も銀メダルだし、ルメートルも両方のファイナリスト。ロンドンどうなる!?

女子100mハードル決勝。基本的なことかもしれんが、男子は110mなのに女子は100mなのね。歩幅の関係ですか? ここではデイリープログラムの呪縛もなんのそので、一番人気(違)のピアソンが圧勝! 走ったあと、本人、プログラムの表紙を飾る自分を指差してたww 今大会、オーストラリア初めての金メダルってことで、客席は大盛り上がり。やっぱりフッカーもいたよ。両隣と肩組んで、口をでっかく開けて吠えてた☆ 好きだ〜。それはそうとって感じで触れるのもなんだが、アメリカのウェルズは途中で脚ひっかけて棄権。やっぱり危ない競技。

女子走り高跳び決勝、ブラシッチとチチェロワの一騎打ちはライブ中継も多くて見ごたえあった。予選からの絶好調そのままに、次々と成功跳躍を重ねていくチチェロワ。大会前の絶不調を伝えられながらも、表情からしていつもの余裕はないんだけど、なんだかんだで決めてくるブラシッチ。ついでにふたりとも美人。

最後はチチェロワが跳躍回数の少なさで優勝、ほんと、繰り返し思うんだけど、あの腹のどこに、1年前まで赤ちゃんが入ってたんだ〜! トップアスリートとおのれのパフォーマンスを比較してもしょうがないんだが、すごすぎ! 6位に中国の選手が入った。はたちだという10位のバレット選手がすごくフレッシュだった。

男子槍投げ決勝は超新星が優勝をさらっていきました。ドイツのデ・ソルド。左利きだってのを抜きにしても、しろうと目に見るとスムースさからかけ離れた独特のフォーム、そこから繰り出された一投目の大! でも、予選からなかなか調子の上がらない中、後半の4投目に意地の一擲を見せて2位に食い込んできた前回覇者にしてメダル常連のトルキルドセンもかっこよかったぞ!(顔だけじゃなく)。やっぱり心理的なものも随分影響するのか、後半に記録を伸ばす選手ってあまり多くないもんね。

女子マイルリレー決勝、アメリカは1走サンヤ、2走アリソンときたもんだ。オープンレーンになってごちゃつくころには既に独走態勢を築いてるから、バトンでもたつくリスクとかないよって話。お見事。ゆうゆうとトップでゴールであった。400mぶんのアリソンの走りを見られるのはとても贅沢。本当にしなやかで柔らかくて、もっと見ていたいと思わされるのだ。彼女の人気は、抜群の成績やキュートなルックスはもちろんだが、“走り”それ自体によるところが大きいのですよね。