文月の十四

●7月某日: 中高年の方々に笑いかけられたり話しかけられたりすると、びびって顔をしかめ、ともすれば泣き出す困りもんのサクだが、うちの母だけはだいじょうぶっぽい。すぐにニコニコして「かまえ、かまえ」と言わんばかり。私が見えなくなってもへーきのへーざで仲良く遊んでる。やっぱり覚えているのか? 世界水泳、北島の200平は銀。すごいね。水泳界ではけっこうなベテランだよね? しっかし、来月はついに世界陸上か〜と思うと胸が高鳴ってしょうがないぜ。ねっ、織田さん!

●7月某日: せっかくの土日だが、特に予定なし。こんなに非アクティブじゃもったいないかな、という気もするが、さして目的もなく人ごみに突入するのもお金を使うのも気が進まないし、夫はとある試験のための勉強をけっこうがんばってるようだし、何よりこんなに暑いんだもん。外に出るのは朝早くか夕方遅くに散歩するかジョギングするか、ぐらいにして、あとは家の中でのんびり、本を読んだりテレビを見たり家族で昼寝したりして、夜になったらちょっとビールを飲んで美味しいもの食べて、っていう、それもまた、ニッポンの夏の幸せな過ごし方ってもんじゃなかろうか、と思うのである。夏になってから、やたらと読書がすすんでます。