つらつら、1歳を前に

息子がもうすぐ1歳になる。「1歳になるころに、近しい人が『この子はこんな子ね』ともった印象は、その後も大きく変わらない」という説を目にしたことがあって、そういえば子持ちの友人などからも異口同音にそんなことを聞くから、なんとなく信憑性があるんじゃないかと思っている。

うちの子はどうだろう?と考えてみると、無邪気(あたりまえか・・・)。歌や踊りが大好き。気になるものにはどんなことをしてでも突進し、手に入れたらすごい集中。けっこう利かん気で意思表示がはっきり。昼間はそうでもないけど寝るときは甘えん坊。

・・・・ま、こうして並べてみると、1歳くらいって大概の子がそうかな、って感じではある。

親としてはどんな人間になってほしいかといえば、究極的には

「自分の力で(それには周りの人と協力しあうということも含まれる)人生を切り開き、楽しめる人」

ということになるが、そのためにはこれから長い時間をかけてあまりにもたくさんのことを教え、学ばせなければならない。目まいがしてきそうなので、今は深く考えるのをやめておく。って、将来何か問題が起こってからじゃないと、深く考えそうにないな自分・・・。そもそも、親である自分自身、全然りっぱな人間じゃないからして、息子にあまり求めるのもね・・・。

息子には、ぜひ、「トンビが鷹を生んだのね」といわれる人生を実現して欲しいものだが、(親が労せずして、ね。)なんてコッソリ付け加えてしまうあたり、「この親にしてこの子あり」のほうになったら、ろくな人間にならないんじゃないかと危惧せざるを得ないのだけれども・・・。

ともあれ。

毎朝、それにお昼寝のあとでも、息子が目覚めるととてもうれしい気持ちになる。天使のようにかわいい寝顔の目がぱっちりと開いて動き出すのを見ると、うまく言えないのだが、寝ては起きるという「命の営み」みたいなものが、この小さな彼の体できちんと行われているということの奇跡、そのかけがえのなさに胸がいっぱいになる思いがする。毎朝、毎日そう感じる。これぐらいの小さい子は、毎日を新鮮な気持ちで始めていて、それが伝わってくるというのもある。

1歳になっても、引き続き、そんなふうに無邪気でいてほしいなと思う。世界にはいろいろあって、無邪気な子どもでいられるって実はすごくすばらしいことだと思わされる昨今だもの。で、よく寝てほしいね。つまり、心地よく疲れてもらわないかんのだな。外遊びですかな、やっぱり・・・ぐぅ・・・これから真夏・・・。