水無月の二

●6月某日: しほちゃんちへ遊びに行く。お姉ちゃんが幼稚園に行っているあいだ、ママを独占できるなっつ。ニコニコでぺったりくっついていた。おいし〜いパスタとサラダをごちそうになり、飲み物もいっぱい飲んで、1才前後の子どもたちを遊ばせながら優雅な時間。4時にお姉ちゃんを迎えに行く。「今日はエミちゃんがくるよ」と朝から聞かされていたらしいお姉ちゃんに向かって、幼稚園バスの中へ手を振ると、はにかんだように振り返して降りてきて、直後からダーッと走っておうちへ帰る。去年の今ごろは、長い距離はまだベビーカーで移動してたのになあ・・・と親でもないのにしみじみする私。

●6月某日: 朝ごはんが終わって、片付けとかそうじとか洗濯とかして、さぁサクの戸外活動を兼ねて散歩、ついでに買い物にでも・・・と、お出かけの準備が整ったあたりで10時過ぎとかになっていて、そのあたりで眠くなったサクの機嫌が急降下し、それならと寝かせて午前中が終わる。というパターンが定着しつつある。家事をあんまり午後にまわしたくないしなー、しかしそうなると、早起きしてサクが起きる前に・・・ってそれはムリだっていうかちょっといや〜! だめ主婦だもん。

●6月某日: 夫の実家へ。GW中は、帰省してきていたサクの小さい従兄がロタウイルスに感染したためできなかった、1ヶ月遅れの初節句をお祝い。といっても親たちが寿司を食べる会なんだけどね。祖父母が茶碗蒸しの卵の部分をサクにちょっとあげたら食いつく食いつく。だいじょうぶかなってくらいいっぱい食べてた。お寿司がおいしかったのはもちろんのこと、劇的な空腹で到着してすぐに食べた昼ごはん(ごはんとお味噌汁と煮ものと・・・みたいなふつうのメニューなんだけど)のおいしく感じられたことといったら。サクをあやしている義母が「あなたたたち無口ねえ」と驚くぐらい無心にぱくついたぜ。

夜ごはんのあと、裏の川に蛍を見に行く。ぽわーんと飛ぶの1匹、葉に止まってるの1匹。「昨日はもっといっぱいいたのになあ」と残念がる義父だったが、都会のもやしっ子たる私、実はなにげに人生初蛍だったもんで感動でした。翌日の昼、帰る。うちの両親もそうだが、帰る前のじじ・ばばは、孫に向かって「(今度会うときまで、この顔を)忘れるなよ〜」と懇願です。