『世迷いごと』マツコ・デラックス

世迷いごと

世迷いごと

買っていないどころか、完全に読破してもいないんだけれど、書いちゃう。なにげなく手にとって開いてみたらすごく面白かったんで、また別の日にも行って、7,8割がた立ち読みしちゃった。本屋さんごめんなさい。

10数人の女たちについてのマツコ語り、最新版。

高島彩を評価し、滝川クリステルを普通のお嬢ちゃんと言い切る。米倉涼子にはできて藤原紀香にはできなかった覚悟を説く。見どころのないエビちゃんと、ある押切もえ寺島しのぶ天海祐希と同様に、沢尻エリカが「もってる」ものとは。

いやはやまったく異存ございません。という数々の言説。これ読むと、マツコってほんとに女だな、と思う。全面的に共感できちゃうもん。

ちょうど同い年ということもあって、昔からアヤパンを応援してる私としては、マツコの絶賛が耳に心地よかった。いわく、別格であると。元NHKのエグゼクティブアナウンサー(理事待遇)、加賀美幸子に匹敵するかもしれない器であると。フジ退社を発表したときのコメントも泣かせると。アヤパンのすごさは、1.仕事で自己主張しない 2.オピニオンリーダーになろうとしない 3.番組の仕切りはソツなく容赦なくこなす だったかな。なんせ立ち読みオンリーなんでうろ覚えで書いてて、すまんことですが。

黒木瞳谷亮子の共通点ってのにも笑った。

元々は書くのが本業のはずのマツコさんだが、なんせ多忙だからでしょうね、この本は“語り起こし”形式で作られたらしく。アマゾンなんか見てたら、ぬるいとか、歯切れが悪いとかいうクチコミもちらほらだけども、私は全然ですよ? 最初に立ち読みした日は、なんかスカッとして、夜まで機嫌よくいられたぐらいだもん。ぼんやりと思っていることを、的確に、しかも勇敢に言葉にされているのを見る喜びって、あるよね!

こういう本はえてして賞味期限が短いものですが、逆をいえば、今の“旬”っぷりはただごとじゃない*1。本屋で見かけたら、興味のある人の1章分だけでも、ぜひ立ち読んでみることをおすすめします。

*1:・・・といっても、実はこの記事、年明けに書いてアップするのを忘れてたものなので、すでにピチピチの旬じゃないのだ〜