第87回箱根駅伝

最後の最後までもつれた来年のシード権争い、残り3つの枠を争って併走する4人。最後の力を振り絞ってのラストスパート勝負になることは間違いない。歯を食いしばり、もはや気力だけで手足を大きく動かす選手達が、もう、ゴールテープの見えるところまで・・・・って、うそーっ、国学院、ここへ来て道間違えたよ!!! 夫と絶叫していると、慌ててコースに戻ってきた彼、まさに死力を尽くしたんでしょう、なんとかひとり抜いて10位でゴールイン! ああ、迷走→復帰→シード権獲得に至る流れの、チームメイトや関係者各位の表情の動きを見たかった。不謹慎だけれども。

東洋大は三連覇を逃した、という文脈で語られるんだろうが、3年間の成績が1位→1位→2位なんだもん、すごいことだよね。往路優勝直後の柏原くんが泣きながら叫んでるのを見ると、「まあ、やっぱりあたりまえみたいに速いよな」なんていう意識をあらためさせられます。山梨学院大のコスマスにしろ、東海大の村澤にしろ、去年の箱根からの1年間というのは、当人にとっては決して短いものではないだろう。2年前の棄権のことをいまだに語られてしまう城西大の選手も、今年は4年生。見違えるように精悍な顔つきになってたもんなあ。それにしても村澤、2区で17人抜きってことは、1区の人はどれだけゴボウ抜きをサポート・・・いや、ごほごほ。

スポンサーのサッポロが流すCMがまた、スペシャル感を盛り上げるのに一役かってる気がする。妻夫木くんが大人エレベーターに乗るやつ、いろんなバージョンを見た。仲代達矢中村勘三郎、Char、スガシカオ、雨上がり宮迫、クドカン白鵬・・・。