『花ざかりの君たちへ〜イケメンパラダイス♂〜』

2010年8月、ここ福岡では再放送があってたんです。いつもはその時間テレビなんてつけないのに、偶然、第一話の日にスイッチオン（死語か笑）してたわたくし。これも運命でしょう。。。

2007年夏のドラマ。女装して男子校だぁ？　イケメンパラダイスだぁ？　おぐりとかとうまとか誰それどこがいいの？　なーんて、偏見だらけで歯牙にもかけなかった当時の私よ、３年後に己の偏狭さを思い知るがいい・・・！　ってことで、いま、ひれ伏してます。一話ですっかりやられちゃって、以後、毎日録画までして見ました。

いやー楽しかった。面白かった。なにげにまだ胸がいっぱいで言葉が出てこないんだよね〜。再放送はとっくに終わってたんだけど、最後まで見て終わっちゃうのが惜しくて、ラスト２話をなかなか再生できなかったの。どんだけはまってんねん。意を決して見始めたら、もちろん一気に見ちゃったわよ。

確かに、いい年こいて見てると赤面したり苦笑いしたりするようなセリフ、展開はあったよ。でもそれが何だ！　少女マンガと学園ドラマのツボを押さえまくりなんだよね、このドラマ。敵キャラがいなくて、大人がみんな子どもの味方なのもいい。性善説ばんざい！　みんなバカで、でもいい奴で、なんやかやと理由つけてアホみたいに騒いで、っていうのがいいんだわ、やっぱり。まっすぐなものは見てて気持ちいい。年とったからか、やたらとまぶしい（笑）

もちろんまぶしいのはイケメンがそろいすぎてるからってのもあって、小栗旬、生田斗真、水嶋ヒロ、岡田将生、山本裕典、城田優、木村了ってそれどんなパラダイス。溝端淳平と五十嵐隼士のチョイ役っぷりが2010年に見ると豪華さに拍車をかけてます。出てる子のこと、みんな見る前より大好きになった！　

小栗旬に「高校生役なんてやってキャーキャー言われて喜んでちゃだめだぞ、オメエは！」なんて思ってましたが、めっちゃキャーキャー言ってしまいました。2000年代後半、君がツンデレ高校生チャンピオンだ！　生田斗真くんのドラマは『ヴォイス』以外で初めて見たんだけど愛される理由がわかりました。なんだよあの心の声劇場（笑）　堀北真希ちゃんかわいい！　映画中心で本格派女優の王道を歩む宮崎あおい篤姫もいいけど、正統派アイドルドラマで一生懸命ハジける真希ちゃん和宮も私は応援します！

そして、私の中でついに水嶋ヒロが大ブレイクした！　ってどんだけ世間から遅れてる。いや〜、この３人のトライアングルの外にいるからこそ良かった難波先輩。かっこよくてお調子者で女の子大好きで頭良くないのに人望と統率力ピカイチ（死語多発注意報）の寮長。妄想力あおられたわ〜！　途中で昔の女が出てきたエピソードには引いた。難波先輩にはいつでも明るく騒いでてもらわなくっちゃ〜！　それにしても、『Mr.Brain』のリンダくんのときは、そそっかしい演技がわざとらしすぎて完全に浮いてた気がするのに、このドラマでは「素でそのキャラ？」てくらい馴染んでたのはなぜなの？　やっぱり演出の妙なの？

ちょっとねー興奮冷めやらなくって、BOOK OFFあたりで原作マンガを漁ってみたい気分なんだけどどうかしら。アマゾンのレビューなんか見ると、ドラマよりも恋愛メインとか書いてあったし、学園コメディーに比重をおきたい私には不向きかしら。読んだら意外と恋愛パートにもきゅんきゅんくるのかしらやっぱり。

とりあえず、“イケメンは世界を救う”て標語がたびたび掲げられていたこのドラマだったけど、イケメンが私を救うことはハッキリとわかった。そしてまだ、『花より男子』に『メイちゃんの執事』という未見のイケメンドラマがある。これも今見ると超豪華そうだよね。うふふ。うふふふ・・・。