赤ちゃんと暮らす

実家から戻り、子どもをひとりで見る最初の一週間。意外にも(?)大過なく乗り切ることが出来た。最初にひととおり嫌な想像をしておく体質のせいかもしれない。

赤ちゃんと一緒だと、およそ何事も成さずに1日は過ぎていく。おっぱいを10回、おむつを15回(って、相変わらずうちの子、よく出すな〜)、それに抱っこ。それだけでもトータルすると4−5時間くらいかかってるはずだし、睡眠不足こそ天敵だと思っている私なので、基本的に「子どもが寝たら即、俺も寝る!」という姿勢を貫いている。昼か夜かとか気にしない! ちなみに勇んで横になったうち、半分くらいは「おっ、気のせいでしたか・・・」て感じで10分以内に終わる。たまに、「え、このタイミングで寝る?」とびっくりするような入眠パターンもあるので気を抜けない。

とにかく、何をするにも細切れだ。家事も読書もテレビも、子どもが泣いたら即(ってほどでもない私だが・・・)中断。熱いものは熱いうちに冷たいものは冷たいうちに味わって食べるとか無理。両手が使えたらいいほうで、子を抱っこしたまま食べることもしばしば。テレビは、ぜひにという番組は録画して、一時停止を繰り返しながら気長に見る。読書は・・・まあ、細切れでもあんまり問題ないんですよね、もともと。文庫サイズなら片手でもできるし、雑誌なら手を使わずに読めるし。ええ、抱っこしながら読んでるときあります。もちろんブログも細切れです。どんだけ執念深く書いてるんだ・・・。

できないことを挙げればキリがない。外出、おしゃれ、飲酒。ああ、飲酒。まあでも、最初はそんなものだと思えばいずれも何とかだいじょうぶだ。そして、『赤ちゃんと一緒に、自分も成長する』なんてよく聞くフレーズ、紋切り型だと聞き流していたけど、あれは意外に含蓄のあるお言葉なのだ思い知る今日このごろである。

実家では母がやってくれていた掃除も洗濯もできた。その精度については深く追求しないがね、まだ。炊事は、我が家の場合、料理長(=夫)を頼って最初は極力免除をお願いしているが、いちおう、全くできんこともなかった。作ったのは椎茸のソテーとか野菜サラダとかだけど・・・。1ヶ月を過ぎたので外出も始めた。週の前半は家の中で抱っこひもに慣れる練習。木曜日には夕方6時に家のまわりをくるっと5分。金曜日には朝8時にスーパー往復で15分。日曜日には大人のおふろにも初めて入れてみた。

家事にしろなんにしろ、今まで朝メシ前だったことがいったんすべてリセットされて、もう一度始まる。ちょっとずつちょっとずつできるようになっていく。出産後、いったんはすべて不可能ってぐらいに思えていた分、できるとすごく前進したような気持ちになれる。

目下の私の目標は、「子連れで本屋!」。先週は片道300mのスーパーまで行けたわけだが、ここで我が家を起点にした本屋マップを記しておくと、最寄りが片道500m。ここは小さな書店なので雑誌や新刊のチェックが中心。次に750mってところ、いわゆる典型的な郊外型の中規模書店で、品数は増えるけれど本読みとしてはあまり面白みはありません。次は南北にそれぞれ1.5キロ弱いったところ、共に大きさは中ぐらいですが特に北のほうは独自の色があってついつい時間を過ごしてしまうような書店です。

そして最終的には天神に進出して丸善福ビル店・・・!といきたかったところだが、私の出産直前に閉店してしまいました(号泣)ので、ジュンク堂にでも行くしかないかね。ここからだと天神に行くより多少の労力がかかるんだけど、博多駅方面に行って紀伊国屋またはあおい書店か。

なんせこの暑さなので、低月齢の子どもを連れて外に出るのには私自身まだまだ抵抗がある。たいていの本屋が営業を始める朝10時なんて、すでに熱帯じみているからね。でも終わらない夏はない、そのうちきっと実行可能だ、おー! ・・・料理とかも、もちょっと、目標設定するべきですかしら。