『新参者』第1話

日曜9時枠で久しぶりに高視聴率を獲得した『仁』の大沢たかおと同年代である阿部寛が主演をつとめ、原作は東野圭吾の人気小説、刑事もの、旬の黒木メイサ溝端淳平を配し・・・て、この辺まで聞いただけで、「とりにきてるな」て感じがぷんぷん漂っていたこのドラマ。実際に見てみると、まぁそのほかにも出るわ出るわ、豪華俳優陣。チョイ役に至るまで、知らない人がいないくらいだった。

しかもそれが空回ったり胸焼け起こしそうな膨満感を与えないところがいい! すごく面白かった。これぞ2010年のドラマ。フジテレビは見習いなさい。月9にも嫌な予感がしてるんだから・・・! 

群像劇とか胸のすくような事件解決とかスタイリッシュさ、阿部ちゃんがかもし出すユーモアみたいなものは想像してたけど、最後、いきなり人情話になったのが意外だった。でも、陳腐さは感じなかったんだよね。というよりも、「だから市原悦子だったのか!」と納得しながらも、わんわん泣かされてしまった私なのでした。視聴者の鑑だわ。