新年おめでとうございます。

ミレニアムからもう10年なんですね。
今年もよろしくお願いいたします。

●12月27日(日)
夫の実家へ。義妹一家が長野から帰省してきていて、でも翌日からはだんなさんのほうの実家へ逗留するということで、この日しか会えないようなので。3歳8ヶ月を過ぎたさとし坊、7ヶ月ぶりくらいに会うとすっかり言葉が達者になっている。
「エミちゃんのお腹には赤ちゃんがいるから、今日は抱っこしてもらえないんだよ。えみちゃんと遊ぶときは、お隣に座って静かに遊ぶんだよ」
と事前に周りの大人から言い含められていたこともよく了解している。でも、遊んでるうちにやっぱり抱っこ気分になってきた様子なので、
「ひざの上に座ってもだいじょうぶだよ」
と言ってみるが、
「だめだめ。えみちゃん赤ちゃんがいるから」
と殊勝な言葉。なんてけなげなのー。ぐっとくる。7ヶ月を過ぎた次男のゆたか坊は、ぷっくぷく。かわるがわるみんなに抱っこされてゴキゲンだった。義父お手製の野菜たちをダンボール一杯分、うちの実家に届けて帰る。

●12月28日(月)
仕事。夫のほうは仕事納め。先に帰宅したので、昨日もらったカブやなんかをいっぱい入れてシチューを作る。
夫、納会でにごり酒を飲んで帰ってくる。12月だから仕方がないんだけど、夫の飲みごとの多さに機嫌を悪くする。完全にひがみだが、こういう気持ちになってしまうときもあるよ。もてあまして、最初は自分もむっとしていた夫だが(まあ、楽しく飲んで帰ってくると家族がぶすっとしてるのって、むかつくよね。その気持ちもおおいにわかる!)、そこはさすがに大人物(?)、ほどなく「ごめんねー」と優しくしてくれる。「しょうがないけど、子どもができて私だけこんなに変わらなくちゃいかんのがたまに悔しい」と訴える。わかってくれたと思う。

●12月29日(火)
私の仕事納め。電車・バスは既に年末年始ダイヤになっているらしい。会議室で納会。「珍しい! なんでジュース?!」と聞かれ、「あー子どもができたんで禁酒しようとよ」と答えると異様に驚かれたり。つわりの軽重って人によって本当に違うもので、ひどい人は仕事を休みがちになったりしてしまうのだろうけど、私はそんなこともなく、昼休みも毎日会社の食堂でばっちり食べてるので、こちらから言うまでまったく気づかれることがない。それにしてもよほどジュースが似合わないらしく、「翼をもがれた鳥やね」と笑われる。
恒例のお歳暮ほか大抽選会では、今年はドリップコーヒーがあたる。全9回の納会を経験して、商品券など金目のものは一度もあたらなかった。

●12月30日(水)
12時近くまで寝る。昼ごはんは、夫作、ほうれん草と鶏肉のパスタ。味濃くておいしいほうれん草も義父が作ったもの。昼は「坂の上の雲」、夜は「アマルフィ 女神の報酬」をDVDで見る。数日前、お試しか?!スペシャルの「帰れま10」コーナーで見てから、ミスタードーナツが無性に食べたくなっていたので薬院駅まで歩いて買いに行く。子どものころからチョコファッションが大好きだったのだが、1個350kcalもあるとのことで断念。ポンデリングフレンチクルーラーなど4個購入して、家でホットミルクを入れて夫と食べる。

●12月31日(木)
意を決して換気扇を掃除。この家に引っ越してきて1年9ヶ月めにして初めての偉業(違)。といっても実働は夫で、私は「洗剤はこれ、たわしはこれ、風呂場でやれ、どーのこーの」とコンサル係。予想を超える油汚れに最後は妥協した。
3時半ごろ家を出て夫の実家へ。折からの大寒気の加え、福岡市内より3度は気温の低い篠栗。私たちが寝かせてもらう部屋なんて、暗くなる前からもう雨戸を閉めて保温につとめる。今夜はおそばも食べないかんけんね、ってことで、5時半からもう夜ごはん。酒のない年越しか・・・。前半、どうしようもないつまらない紅白に食傷。細川たかしの歌唱力の健在ぶりには痺れた。吉田×石井戦を機にチャンネルを変える。しろうと的にはあんまり面白くない試合。対照的に、魔裟斗の試合のド迫力よ。まあ、この2試合、1Rの時間も嵌めてるグローブも違ったし、なんかルール違うんだろうけどね。南蔵院の除夜の鐘を聞きながら入浴。

●1月1日(金)
朝方、軒先には氷柱が下がっていたらしいが、9時半に私が起床したときには既に溶けていた。家族最後に起きる嫁、それが私。義両親の優しいのをいいことに、相変わらず嫁のハードルは決して上げない。でも、この家は我が夫と同じく、お義父さんが料理にかなり腕をふるうので、お義母さんも助かるだろう・・・って、オマエが手伝えよって話だが。相変わらず豪華な料理。食べたすぐあとは、腹の子をつぶすんじゃないかって勢いでお腹がはちきれそうになるが、肉類はほとんどないので胃もたれ感は少ない。
ニューイヤー駅伝をかなり見る。最後、ゴール手前で8位グループくらいが7,8人の団子状態でスパートするという珍しい光景。15時半ごろ辞去し、夜は藤沢周平の『密謀』上巻を読みながら、家で夫とのんびり過ごす。やっぱり自分の家は落ち着く。今年もよろしくね。

●1月2日(土)
箱根駅伝のスタートを見るため7時45分に目覚ましをかけるも、9時前、1区がもうすぐ終わろうかってころにやっと起きだす。そこからはかなり見る。11時半、私の実家に移動。姉夫婦も来て、6人でお正月。夫と義兄が調子よく飲んでいる。あーあ、酒のない正月か・・・。しかし、家族がこうしてそろうことに妙に幸福感を覚える。胸がいっぱいになるくらいである。
夕方、帰宅。夫、しばらく寝る。私は駅前の本屋に『密謀』の下巻を買いに行って、だらだら続くドリームマッチをちらちら見ながら読む。5時間とかほんと勘弁してほしい。せめて8組くらい、2時間半くらい、そう、M-1くらいの規模が限度でしょう。

●1月3日(日)
今日も9時ごろ起きて箱根駅伝復路。ゴールまで見届けてすがすがしい気持ちで、夫と近所の三社参りへ。

  • 1.一本木宇賀神社。とても小さなお社だけど、入れ替わり立ち代わりの参拝客。日本の正月だなあ。
  • 2.平尾八幡宮。にこやかな老夫婦がお神酒やするめをすすめてくれる。注ぐ前に「お車じゃないですか?」と聞かれ、「違います!」(妊婦ですけど!)と笑顔で答えてお神酒をいただく。さすが神の酒。昇天するような美味に感じる・・・。
  • 3.お神酒にすっかり気をよくして、高宮天満宮。ここはかつての福岡・那珂郡の総鎮守の宮として由緒ある大きなお宮。拝殿するまでにはけっこうな行列を並ばないといけないし、お札を売るアルバイトの巫女さんもいっぱいいます。もちろんお神酒サービス(?)もやってましたよ!