『JIN〜仁〜』第4話 めくるめいてきた!

日曜日のこと今さらだが、4話は見違えるほど面白くなっててうれしかった! 

特に前半のスピーディーな流れ。

緒形洪庵を始めとする江戸の医者たちに講義する仁〜龍馬が訪ねてきて吉原へ〜せっかく揚げ出し豆腐をこさえたのに面白くない咲〜さらに行き先が吉原と知ってぶんむくれ〜ミキの写真を見て動揺〜吉原で野風に出会って呆気にとられる仁〜わずかの間に貧血を言い当てられて驚く野風

と、25分かそこらでどんどん舞台が移ってかなり見ごたえあった。

しかし驚きだったのは今日もまた見せ場に子役を使ったことで、このドラマはとことんこれでいくんだろうか。壮大なメインテーマをバックに切々と語られ再現される野風の昔話の長いこと。どうも、このドラマの盛り上げどころは私にはしっくりこない。なんか、わざとらしすぎてバカにされてる気がする・・・。1個目の穴に血腫がなくて、半ばあてずっぽうで開けたもう1個にあった、ってのも、それでいいのか?!とも思ったことです。

でも、写真のミキとそっくりの野風を見て咲が息をのむところまで行きついたし、梅毒に冒されている高岡早紀(役名は未出)がゆらりと半身を起こすところで終わるというのも次への期待がいや増しに増すし、予告でペニシリンを作ろうとしてる様子には昂揚してしまった! そうよ! そういう、タイムスリップならではの破天荒な医療が見たいのよ!

あと、第3話では、やたらと熱いだけの男に成り下がっていた龍馬が、今回はとぼけてたのでホッとした。浜に佇む姿は、現代に残された写真の竜馬そのものの風格・・・ただ、私の中では、龍馬は女好きキャラじゃないんだけどね。とか言って、結局、私の龍馬のイメージって司馬遼太郎の『竜馬がゆく』なんだけどね。