マイケル聞きながら走る

先週から、ランニングのBGMは、もっぱらマイケル・ジャクソン
ソロになってから約30年のあいだに発表したオリジナルアルバムは6枚だから、かなり寡作ではあるんよね。
しかし、さすがにいずれも、完成度がものすごく高い!
1枚のアルバムを作るのに100曲ぐらいの候補曲がある、なんて話もダテじゃない!と思える。

先週は毎晩、you tubeニコニコ動画でマイケルを見まくってた。
マイケルのパフォーマンスといったら、「これ見たらちょっと、他のアーティストなんて見れないよな。。。」ってぐらいに、「別格にもほどがある!」てぐらいに輝いてる。それを見るにつけ、今はやっぱり、感傷的になってしまうわけで。

でも、1時間やそこら走る、という単純な肉体の動作の道連れに聴いてると、イヤホンから流れるマイケルの曲は、楽曲もアレンジもボーカルも、ほんっとうにかっこいい! 繰り返すけど、1枚のアルバムに100曲も用意できるほどの潤沢な予算があったら、そりゃここまでかっこよくもできるさ、って話しかもしれないけどさ・・・。曲がいいのはもちろん、マイケルのボーカルのリズム感、ハンパじゃない。なんか、「まじりけがない」って感じ。ほんと気持ちいいー! 私の足運びもスムーズになるわけだよ。あらためて純粋に痺れてしまう。

ジミヘンもジャニスもジョン・レノンも若くして死んだ。
でも音楽は残る。いま挙げた3者とも私は同時代に生きてないけど、若くて感受性の豊かな時代に彼らの音楽を聴き倒した。かっこいいってこういうことなんだ、って思った。大げさだけど、彼らの音楽はたくさんの人の人生の血肉になってる。
マイケルも死んでしまったが、これからきっとそうなる。
ベートーベンやモーツァルトのように、何百年も後までは残らないかもしれない。それでもいい。だって人ひとりはせいぜい生きて100年だもん。
少なくとも私が生きてるあいだぐらいは、これから先もマイケル・ジャクソンの音楽はたくさんの人に影響を与えるだろう。折に触れ、私はそれをとても嬉しく、誇りに思うんだろう。

それにしても、ニコ動には、かなり慰められたなー。
マイケルが繰り広げるパフォーマンスに、これでもかってほど視聴者のコメントが浴びせられる。怒涛のように流れるコメントを、得意の速読術(?)で目を皿にして追いながら、何度も爆笑したよ。あの、ユーモア溢れる賞賛コメントの数々!! あんなのを共有できるって、ほんとにいい時代だなって思った。日本人って、テロップを読むことにもっとも慣れた民族ではなかろうか。ニコ動って、日本ならではのネット文化なんじゃないかなー。中国とか韓国とかにも、ニコ動みたいなサイトってあるのかな。