ボーナス支給日

全国的な景気の悪化により、経営陣も悪びれず(?)削減に踏みきったようだ。
だってだって3月決算には、前年度と同額の賞与引当金を繰り入れてたやーん! 余った引当金はどうすんだよー!
思わぬ展開に泣きべそをかくも、「貸倒引当金の原資にするらしいよ」と上司、あっさり。
くそーーー。

まあね。確かにこのご時勢、ボーナスが出るだけ有難いと思わねばならん、というのは分かる。
というわけで、一般従業員は全員1割のカットであることが通達された。
・・・・って、え?
課長以上の管理職のカット率は?
というか、そもそも、役員報酬は? 減額しないの?
良心ある経営なら、普通、上から削るよね?
なんで上のほうに関しては非公開? 怪しいぞ!

そんなこんなで、先日書いた、「ボーナスで自分にごほうび」計画は頓挫。
だってポメラの価格よりも断然、減額になったもん・・・。

とはいえ、
「ボーナス入ったし、今夜は、若手でパーッと飲みに行くぞ!」と、同期男子から号令がかかる。
日本社会よろしく少子高齢化、人口逆ピラミッド現象、草食男子の増加が続く当社において、営業実績も人望も抜群の彼、あっさりと10数人を集めてみせた。
しかし各人の経済状況を鑑みてか、非常にリーズナブルな居酒屋に落ち着く。ふっ。

人数は多かったが、酒が入るに従い、みんな適当に席移動を繰り返して、それなりにまんべんなく絡み合う、なかなか楽しい飲み会だった。
同期男子が2年目、3年目といった若者相手に、仕事論なんか語るのにチャチャを入れるのも面白かった。
30歳の我々は、この夜の年長者。
10人いた同期入社組だったが、今は3人きりだ(現状の男女比率=2:1)。
残った3人は、こういっちゃなんだけど、うちの社内ではけっこう活躍してると思う。
や、慢性的に若者不足なので、酷使されてるだけというべきか・・・。

ともかく、それなりの年季を積んできた同期が、年齢なりの頼もしさを備えてる様子を、業務中ではなく、こういう飲み会の中で見るのは愉快だったし、若手だけで社史や社内の人物評、業界や当社の将来像なんかについて酒の勢いで話し倒したりなんかするのも、けっこう珍しくて新鮮だった。
ま、本当の若手(3年目くらいまで)の若者は、私たちすら年とりすぎてて、こんな話も「つきあい」的、うっとうしいなーとか思ってるかもしんないけどさー。

大学を卒業して9年目。周りの同級生たち見ても、いろんな人がいる。
転職とか、資格をとってキャリアアップとかもある。
ほんとに好きな道を見つけて、途中から再スタートしてる子とか。
女子は、家庭に入って子育て真っ最中で奮戦してる子もけっこういる。
私はこの会社でずっと働いてきて、若手の年長組(?)になった。
人生ってほんと、いろいろだ。

さて夫、彼も(東京の会社に出向していた2年間はありつつ)ひとつの会社の10年選手だが、ボーナスをもらって会社の面々と飲んで帰ってきた。
彼の会社は前年並みの支給。いいよねーっ、よっ殿様商売!(←ねたみ・そねみ・エミ)や、いいぞ、その調子で、我が家の安定収入源となってくれ。