なぜ安倍政権を支持するか?
facebookより転載
選挙前、ラジオで麻木久仁子が以下のように言っていて、すごく印象的だった。
今の若者は、上の世代とはまったく違う、厳しく閉塞的な状況を生きている。
目の前にシャッターが降りてきて、閉じ込められそうになっていて、あと2~3人ならばすり抜けることができそう…という状況が見えていたならば、人は何とか自分だけでも「向こう側」に滑り込もうとするのではないか?
それが安倍政権を支持する若者の気持ちなのではないか?
苦しい世代、苦しい集団として考えれば、野党の考えに乗って「社会を変えよう」となるかもしれない。
でも個人個人として考えれば「自分だけでも向こう側へ」のほうが合理的で確実性があるように思えても不思議はない。
向こう側とは、政権や、大企業のような権力ある世界。
なんとかそちら側に入り込んで帰属しようとする若者の姿を、私たち大人が責めることはできないのでは? こんな社会を作ったのは大人なのだから。
日本は今後いよいよ、格差社会を超えた【階級社会】になるのではないかと思っている。と麻木さん。
階級社会の枠組みは既にほぼ出来上がっていて、
・単純労働者として外国人の受入を決めた法改正
・選挙後の消費増税
この2つが、最後の2つのピースではないか?と。
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2019.7.23 朝日新聞「なぜ安倍政権を支持するか?」町の声より。
●無職男性(23) 4年ほど前ホームレスになり、生活保護を受けている。
選挙では雇用や社会保障より安全保障を重視。「憲法を改正して自衛隊を明記するという安倍さんに共感できる」
●会社員男性(49) 独身。両親の面倒を見ながら実家暮らし。
アベノミクスは100点満点中10点。暮らしが豊かになった実感はない。しかし野党は揚げ足取り、個人攻撃に見える。安倍さんは日本のためにやっている。
●医療品卸売業男性(52)
長女が4年後に就職活動をするときにも景気が好調であってほしい。モリカケ問題や閣僚の失言、日韓関係の悪化などには不安があるが、家族のために経済を重視して自民に任せたい。
●無職女性(62) 子育ては終わり、夫はまだ働いていて暮らしには余裕がある。野党の演説は偽善的。格差社会は仕方がない。どうせ自民が勝つから棄権。
●パート女性(46) 政権が変われば建設作業員の夫の稼ぎが下がるかもしれない。現状維持を望む。
●非正規事務女性(29) 政策は知らないが「とりあえず自民」。消費税は8%にも慣れたから10%にもそのうち慣れる
●専門学校男性(20) 憲法改正し、将来的には国防軍を。国益を最大限守ってくれるのは自民党。
●会社員男性(52) 自民支持ではないが今の生活に満足。野党は政策の議論に乏しく他に入れる党がない。
●会社員女性(37) 安定した政権がいい。子ども2人が保育園児なので幼保無償化も予定通り実施してほしい
●無職男性(72) 生活保護を受給。生きていけるだけマシ。安倍政権は外国にちゃんとものを言えるので見ていて痛快。
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リアルや~!
やっぱり、コミュニケーションが増えていかないと変わらないんだろうな~と思う。