弥生の十 / キャリアミスト

●3月某日: 夫、今日も仕事だ。おつかれさん。私はプレゼン勉強会へ。

終盤でサクが合流。帰宅後「前の席に座っていたお姉さん(=プレゼンター)、すてきやったやろ?」と言うと「だな」と即合意していたw 友達の家に寄って誕生日プレゼントを渡す。とても喜んでくれて、あげたほうも喜んでいて、win-winってこれね・・・という光景であった。夜ごはんは、焼き鮭、みそ汁、大根とこんにゃくの煮物。

(facebookより)

ワークライフバランスプレゼン勉強会】
本日のプレゼンターは吉武さん。
プレゼンテーマは『自分を知り、キャリアビジョンを考える』

“キャリアミスト”という言葉を今回初めて知りました。
自分のキャリアについて感じるモヤモヤ。

吉武さんの場合、入社3年目、若手だけれどもう新人ではない、そんな時期だからこその悩みや葛藤がありました。
そんな自分の現状を把握したうえで、「こうありたい」憧れの先輩へのインタビュー。

会社の一員として、
MUST(やるべきこと)とWANT(やりたいこと)、そしてCAN(できること)
この3つが重なりあう部分が「やりがい」なのではないか?
という分析。
3つの重なりを大きくしていくための今後の3か年計画。

筋道がしっかりしていて、簡にして要を得た上手なプレゼンでした。
しかも、スライドの作り方がとってもうまい! 見習いたい!!

プレゼンの機会はこれまであまりなかったらしいけれど、同席した先輩の松田さんによると、吉武さんはすらすらとこういうスライドとプレゼンを作れるらしく。
すばらしいセンスと能力をお持ちなのでしょう。

松田さんと吉武さんは、会社の教育制度「エルダー」でつながっている関係。
この「エルダー制度」がとても興味深かったです。

OJT、ではなく Off Job Training。
新入社員(3年目まで)1人ずつに部署以外での先輩(多くが30代)が「エルダー」として付いて、社会人としての基礎力を指導する。
月に1回、1時間の面談が基本の活動。
エルダー同士が集まって研修をしたり、同業他社の若手社員と合同研修を企画したり、かなり自由度の高い教育が行われているそう。

もちろん、教育される側だけじゃなく、「エルダー」のほうも大きく成長できる制度。
マネジメントの基礎と実践を学べるから。

本人を目の前にしてヘタなことは言えない…なんて抜きにしても、吉武さんと松田さんが信頼関係を築いていることがうかがえました。
仕事において、出会いって本当に大切ですものね。
面談=対話を重ねながら、組織の中での年代やキャリアの違いを埋めていき、お互いに伸びていって、結果、組織も強くなる、こういう制度が考えられているのですね~。

ディスカッションの中でもナルホドと思うご意見がいろいろ。

●「学ぶ」≒「真似ぶ」
クライアントからも同僚からも信頼されている先輩を目指すとき、その信頼の源は何なのか?
たとえば「言葉の抑揚」「数字のとらえ方」「目線」など先輩の能力を分解して真似してみたら?

●吉武さんが自分に必要だとピックアップした3要素「挑戦心・主体性・自信」 
これは、若手社員さんに限らずいくつになっても必要な要素だと思った
(年齢を重ねると、自信のところは「謙虚さ」に置き換えたほうがいいかも・・・?とも😆)

●吉武さんの年齢であれば、遠からず結婚や出産、育児などのライフイベントが視野に入ってくる。もちろん、計画通りにいくわけではないけれど、自分なりのビジョンやイメージを持っておくことも大切。

●会社と自分(雇用者)は上下関係ではなく対等な関係だと思う。
もちろん、会社があるからこそ(テコの原理的に)大きな仕事ができる面もある。

などなど。

吉武さんは、とてもキラキラしていて、それは若くフレッシュな心身のすばらしさでもあり、彼女の懸命さ誠実さ賢さの表出でもあり、とにかく、存在自体に感銘を受けました・・・!

ディスカッションでも出ましたが、本当に、3年目に限らず、キャリアミストっていくつになってもあるし、仕事上の葛藤、あるいはワークライフバランス上の葛藤ってずーっと続くものともいえます。

一方で、目の前のことに追われて、その葛藤にしっかり向き合うことなく、何となく月日が過ぎて行ったりもします。

吉武さんのプレゼンや皆さんのディスカッションを通じて、私自身、気づきや学びがたくさんありました。ありがとうございます。

それにしても、入社3年目の頃の自分を思い出すと・・・いや、3年目と言わず4年目も5年目でも、割と思い出したくないくらいのレベルで恥ずかしいこともいろいろあるんですが、人生って恥の多いものですよね(by 太宰)。

でも、「人生、いかにコミットするか?」てなもんで、そういう、取りつくろえない「むきだし」の場所を持てたことは自分の財産なんだろうと思います。見捨てないでくれた皆さまにあらためて感謝の念も覚えた時間でした(笑)

人事担当の夫、本日は自社の会社説明会で出勤。
シーズン的に忙しい彼に、折を見て伝えたいプレゼンでもありました。
彼からは「今日、金栗さんっていう学生さんが来たよ! やっぱり熊本出身だって!」
という(割とどうでもいい)情報提供を受けました😅