『いちねんせい』『どきん』 谷川俊太郎

 

いちねんせい

いちねんせい

 

 

小学校にはお決まりの「音読」という宿題。いつもはハナから放棄している息子(新 小3)が、2日連続でやっていた(たぶん3日で終わると予想)。(※2019.4.11記ス)

国語の教科書の最初に載っている「どきん」
聞いていて面白かったのが、本人は普通に読んでいるつもりのようだが、明らかにヒップホップ調(笑)

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今どきの子ども、こういうrhymeを見ると、このリズム感が体から出てくるんだなあ。我が家、そこまでヒップホップ聴いてるわけじゃないのに。

息子は割と詩が好きらしい。工藤直子さんの詩集『のはらうた』も、私の本棚にある銀色夏生もパラパラと見ているときがある。息子に限らず、子どもはけっこう詩情を解するものです。小学校や家庭文庫の読み聞かせでもそう感じる。

今回の音読の「どきん」も割と気に入ってるらしく、中でも

「いんりょくかんじるねえ みしみし」

のところが特にイイと言う。

谷川俊太郎って、『いちねんせい』を書いた人だよ」と言うと、「ああ! たしかににてる!」と大きくうなずいていた。

この詩集、和田誠の絵がいいし、学校のクラスで読み聞かせるのも楽しい。おすすめです。

その中で、息子が一番大好きだった詩がこれ。↓↓↓

「あな」

はまべに あなひとつ
のぞいてみたら カニがいた
みちで見つけた あなひとつ
のぞいてみたら ひとがいた
へいにあいてる あなひとつ
のぞいてみたら おこられた
からだにあった あなひとつ
のぞいてみたら うんこさん
そらにぽっかり あなひとつ
のぞいてみたら まっくらだ

 

結論: 息子が好きなのは う ん こ

それはともかく、谷川俊太郎ってすばらしいよね。