霜月の十三 / ダイヤモンド博士の “ヒトの秘密”

●11月某日: 





ほんと、暗い気持ちになるわ…。それはそれとして、昨日たくさん野菜をもらったことでもあるし、いろいろ料理する。豆も戻す。近所の某施設で週末の各紙をざっと読んだり。夜ごはんは、豚とエリンギと大量ネギのオイスター炒め。小松菜とチンゲンサイのナムル。

Eテレ「ジャレド・ダイヤモンド博士の “ヒトの秘密”」第8回を家族で見る。テーマは「進化から見た文明格差」ヒトが狩猟採集から農耕に移行した時期が、地域によって大きく違う。それが、ゆくゆくは文明格差、地域格差につながったのではないだろうか…という話。

人類発祥の地はアフリカ大陸。ヒトの進化という面ではもっとも先行していたはずのアフリカが、なぜ文明の先進地域ではないのか。なぜ、ヨーロッパ人がアメリカ大陸に上陸してインカやアステカを滅ぼしたのか、なぜ逆ではなかったのか?

従来、その理由を「ヨーロッパ民族の遺伝子の優位」などと説明する向きがあったが、それは違う、気候や地理的・生物分布的条件によるものなのだという話。

数多い哺乳類の中で、人間が家畜化できたのは牛・馬・豚などたった14種類(13だったかな?)だけで、家畜化できる動物がたまたま近くにいた人間たちは、家畜からその抗体を手に入れることができた。ヨーロッパ人たちは騎馬してその病気も新大陸に持ち込んだ。免疫のない先住民族たちは病気に倒れた…と、これらは名著『銃・病原菌・鉄』の内容でしょうね。