葉月の六

●8月某日: 今日もすっごく暑い。何日か前からサクに読み聞かせている『エーミールと探偵たち』が佳境。どうかなー、まだ早いかなーと思いつつ読んでみると、クラクション少年たちが出てくる前に既に「もうちょっと読んで。この話すっげーおもしろい」というリアクションがきたのだった。だよね、面白いよね! で、山高帽の男、ついにお縄になる。このあと、たっぷりエピローグがあるのもいいんだよね。

夜ごはんは、麺が1玉余ってたので焼きそば、それからなすと豚の生姜炒め。オクラ、トマトなど。今日のワイン超おいしかった。フランスのやつ。サクが寝てから、夫と『dele』の1話をやっと見る。苦味があるけどスタイリッシュな仕上がり、それもしっかりエンタメしててすごい塩梅で作られてますね。主役二人と麻生久美子の美しさも出色。

このリンク、ずっと読めるのかな。鈴木敏夫Pが語る、高畑勲についてのインタビュー、3回シリーズ。おそるべき、おそるべき内容。カリスマとはこんなにおそろしいものか…。高畑勲が亡くならなければ表に出せなかった内容なんだろうけど、これに対して高畑勲はもう反論も、何の議論もできないわけで、なんともいえない気分になるな。とにかくすさまじい。近藤喜文のことを思い出しても…。すごすぎて夫に話してもまだ衝撃おさまらず。

bunshun.jp


●8月某日: お盆休みで閉まっているお店も多いが、好きなコーヒー屋さんはやってた。




あと、ベイブレードの絵を4枚描いて紙芝居にして見せてくれる。「それまでのあらすじ」の説明含めて、うまい。夜ごはんは、ローストビーフ(市販ね)、イワシフライ、オクラときゅうりとちくわの和え物など。

クレイジャーニーSPでやってたワールドアドベンチャーレース、すごかった…。そして思わず村上春樹の「走ることについて語るときに僕が語ること」のウルトラマラソンの項を読み返す。

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

サクが寝てから、NHKの戦争ドキュメンタリー、『駅の子』を見る。戦争で親を亡くし、いわゆる浮浪児となった子どもたち。夫ともども、言葉少なになる。