葉月の五

●8月某日: 午後から夫の実家へ。車内でハンバート・ハンバートbonobosを聴きながら。さすがの篠栗もこの夏は猛暑でエアコンをかけ続ける日々らしいが、井戸から汲んでいる水はびっくりするほど冷たくて気持ちいい。そして暑さの中でも義父が丹精している畑の野菜はよく実っている。大きなスイカも、カラスの攻撃を避けてネットにくるまれながら立派に育っていた。

そんな畑のオクラやなす、きゅうり、そして山に自生(!)しているというミョウガを惜しげなく使った夏の料理が美味しい・・・! 

サクはここでカブトムシ・クワガタを捕まえると張り切っていて、夕方、家から持ってきた「おびきよせ液」を近くのめぼしい木々の幹に塗りたくる。おびきよせ液とは、バナナをじゅくじゅくに熟させて焼酎などと混ぜ合わせるというものです。

で、夜ごはんのあと花火をしに庭に出たら、その液の匂いに惹かれたのか、さっそく大きな大きなカマキリが幹高くのぼってきていた・・・。打ち上げ花火もたくさんやって(誰にも文句を言われない。田舎の醍醐味!)楽しんだあと、ビールを飲み直す大人にサクもつきあって夜更かし。

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●8月某日: 5時、声をかけるとサク一発で起床。気合ね・・・! 夫と義父と3人で近くの森へ出かけて行って、無事、カブトムシ(メス1)、ミヤマクワガタ(メス1、オス1)の捕獲に成功して帰ってきた。歓喜で、キラキラというよりむしろギラギラしている。二度寝を促したのだが、そりゃ寝れませんよねw 

いつもの川遊びポイント。先日の大雨で形が少し変わっていた。でも、澄んだ水の中に、大小いろんな大きさの魚や沢ガニなどたくさんの生き物がいるのは変わらない。ていうか、この川、夫の実家のすぐ下でして。大雨のとき、「今回ばかりは避難したほうがいいんじゃないの?」と夫が電話したら、「お父さんは今、近くの公民館に避難してきた人に(自作の)お素麺と天ぷら振る舞いに行っとるわ(by 義母)」とのことだった。

その一週間後、台風が来たときには、「今度はつけ麺にしようと思って出汁をとって準備していたが、避難してくる人がゼロで残念だった」と義父。災害への備え方が何か間違っている気がする・・・。

帰り道、篠栗を出てすぐと、家のそば、2回、ゲリラ豪雨に遭う。夜ごはんは、ピーマンの肉詰め(もらいもの)、みそ汁、オクラ、昆布とこんにゃくの煮物など。