文月の六 / 豪雨に思う

●7月某日: 豪雨で亡くなった人の数が日に日に増えている。

facebookより)
迷ったけど、書きます。ひとつの意見として読んでいただければ。

facebookをひらくと友人たちの町にも大雨の爪痕が見え、twitterをひらくと、今まさに冠水した家の2階や屋根の上で孤立した人々の救助要請があふれていて、胸が苦しいです。

こんなとき自分に何ができるのか?

義援金。もう少し経てば、被災地の商品を買う。それにしても、今回は広範囲すぎて、すべての被災地が把握しきれないほどかもしれませんね・・・。

祈りつつ、自分の仕事を着実に。過度な自粛をしない(お金を回す=止めないのも大事なこと)。

他にもあると思うのです。
それは、政府の対応をチェックすること。

「こんな非常時、政府批判してる場合かよ!」と思われるかもしれません。
でも、大事なことだと思うのです。

さほど知り合いの多くない私でも、自治体の職員や議員、消防、交通インフラ、介護関係などの知人友人が、対策本部に詰めたり、各自の地域を見回ったりしている様子を見ます。みなさん一様に、現場の様子にショックを受け胸を痛めながら、ご自身も家族があるのに心身を削りながら対応していて、頭が下がります。

一方で、この国の行政のトップたる政府は?

これだけ広範囲に被害が出ている。既に50名近い方がなくなり それ以上の方が行方不明、浸水の恐怖の中、救助を待っている方も大勢。

という状況で、
・首相、7月6日夜は会食。
・7月7日夜現在、対策本部は設置されておらず
・本日は大雨に関する閣僚会議をひらくも15分で終了、
・首相、昼前には私邸に戻る。(官邸でなく)
官房長官が会見で語っている内容に真摯さを感じる?
・週明けからは、欧州へ外遊予定だけど、このまま行くのかな?
・行くとしたら、妥当な判断かな?

そういうことを、チェックする。
(ちなみに、野党である立憲民主党共産党は、党内に対策本部を設置しているらしいです。この人たちが何やってるのかもチェックしたい。)

さらに、
防災や復興に対する予算やプロセスは十分かな?
美しい国ニッポンの政府よ、本気でやってるか?
ってことも、長い目でチェックしたい。

もちろん考えた答えは人それぞれ違うと思う。それを持ち寄るのが民主主義。
自然災害に対するやり場のない怒りを、政治に転嫁してやみくもに批判するのはもちろんよくありませんが、多くの人が政府を盲信したり、関心を持たないこともまた、問題があると思います。

もし、対応に不備や不足、もっというなら不真面目さがあっても、指摘の声が上がらなければ、改善は見込めません。

特に今の政府がというわけでなく、権力は基本的に、監視されなければ堕落していくものです。(by 歴史オタク)
私、ただの一般市民だし。会社員だし。主婦だし。そんな、政府をチェックするとか・・・
ってイメージあるだろうけど、みなさん、ご家庭で税金を払ってるはずで。
行政は税金を預かって使っている立場。税金の使い道に関心をもつのは全然大それたことじゃないです。

今、被災して、自分と家族で精いっぱいの人たちは、情報にあたることもできないし、冷静なチェックする余裕もない。無事なところにいて、報道に接することができる私たちしか、政府や行政の対応をチェックすることはできない。

次の災害の対応にもつながると思います。自然災害は防げなくても、その後の対応で被害や復興状況は大きく変わりますよね。
(言うまでもありませんが、次の災害に遭うのは自分や家族かもしれません)

メディアや世論は、権力に対するストッパー。もちろん、その行動に納得いけば、どんどん支持の声を上げるといい。

マスメディアの報道にもいろいろ疑問がある昨今。
こういう災害時も 「いや、知りたいのはそれじゃなくて」 「今、めちゃくちゃつらいその人にインタビューしなくていいから!」 「報道より救助を優先して!」などなど、思うことありますよね。
メディアの姿勢も、世論によって動かせたらなと思います。

金曜日の午後には気象庁が特別な会見をして豪雨の注意を呼びかけ、金曜の夜から既に各地で大きな被害が報告されていた。首相は外遊とりやめを、今日月曜日に決定。

明日以降、いろんな予定があり、その準備とか。チラシまきとか。1時間半ほど、飲み物をとらずに外にいたら、本当に熱くて体力が奪われた。夏休みまであと2週間。夜ごはんは、ちゃんぽん、野菜いろいろのサラダ。