水無月の五 / あさイチ プレミアムトーク:野村萬斎

●6月某日: 
あさイチ・プレミアムトーク野村萬斎に後ろ髪引かれながら家を出る。

「ままいる」のコワーキングスペース → アスカーラ → 中央コミュニティセンター → 放送大学学習センター(九大筑紫キャンパス)で7.5キロくらい歩いた今日。それでわかったのは、7.5キロ歩くのは、7.5キロ走るより、ある意味きついってことだ。スニーカー履いてなかったからかもしれんけど。しかも今日、暑い。

夕方、サクの要望で一緒にケンタッキー買いに行く。「おれ、ケンタッキーはじめてかな?」とサク。いや、幼稚園の年少か年中のころ、どこかでイートインしたような・・・。ま、体感的に初めてかもね。夫は飲み会。「今日は “よふかししていい金曜日” だな」と「2355」のフレーズを言いながらも、21時を過ぎると「ねむい・・・もうむり・・・」と布団に吸い込まれてゆく健全なサクさんであった。

facebookより)

あーもう出かけなきゃだけど書かずにいられない! 私、野村萬斎さん大大大好きなんですよ。

信じられないくらいダンディーでエレガントなのに、信じられないくらいサービス旺盛なんですよ。

今日の「あさイチ」のプレミアムトーク。開始7分で「ややこしや@にほんごであそぼ」を実演。

幼稚園時代のエピソード、っつーんで何が出てくるかと思ったら、
「おかあさんの絵を描きましょう」という時間に、園児・萬斎、何とお母さんの裸体(ヘアヌード)を描く の巻。

「お母さんのアンダーヘアーがずっと不思議だったんですよ。
 よその人とはそうそう、風呂に入ったりしないですからね。
 なんでお母さんはあんなところに毛が生えてるんだろう?って。
 子どもの目線って低いじゃないですか。
 ちょうどアンダーヘアーが視界に入るんですよね。
 それで、『お母さんの絵』って言われた時、反射的にアンダーヘアー込みで描いたんでしょうね」

朝からNHK生放送で何回アンダーヘアー言うねん(笑)

しかも、
「やっぱりみんな不思議に思ってたんでしょうね。
 それを見たほかの園児たちも、同じように自分のお母さんのアンダーヘアーを描きだして、教室にはお母さんのアンダーヘアーの絵がずらっと飾られ・・・」

ちょ、最近のどんなお笑い番組より爆笑したわwww
大吉先生もリアクションに困っとるやないかwww
「そんな自分を誇らしく思っていた」
とまで言っていた(笑)

ものすごく麗しい顔で、
「いや誰もあなたにそーゆーの求めてないから」
っていう高度なネタを繰り出す萬斎さんなのでした。

やっぱ大好き!!!!
続きは夜見ます!!!

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(↑ 息子さんの稽古を見守る姿。この険しい顔もなんだかかっこいい。)


で、続きもすばらしかった。

狂言師の家系の伝統通り、3歳で「猿」の役で初舞台を踏む息子さん。3歳の息子に厳しい稽古をつけていた萬斎さん、初日の舞台の上で、猿の息子にセリフを言いながら一筋の涙をツツッと落とす。なんというお宝映像!!! NHK、でかした!! 

涙のわけを聞かれて、

「普通なら息子の初舞台を喜ぶところでしょうが、これから彼の長く険しい道が始まる、それが(狂言師の家に生まれた)彼の宿命なんでしょうけれど、父親の自分がそう仕向けている一人なんだと思うと・・・」

と答えた萬斎さんの気持ちは、想像できるはずがないんだけどとても想像できる気がする。

萬斎さんはとにかく肩の力が抜けていて、聞かれればなんでも忌憚なく答えるし、乞われればなんでもやってくれる。娘さんとアナ雪を見に行った時、「凍らせる」という特殊技能を持つがゆえに普通の人生を送れないエルサに感情移入して号泣したという話もすごかったけど、耳や頭皮をくいくい動かしたり、「ややこしや」の話のとき、頼まれてもないのにジャケットを頭からかぶって幽霊みたいな手をして「こういう動きって面白くないですか?」と笑う姿も本当にすてきだった・・・・!