不肖わたくし主宰「朝ドラや絵本で語るレキシ勉強会」にて
広島・長崎の原爆投下日を尋ねてみると、スラッと出てこない人(子育て世代)は少なくないと感じてる。
こんな会に多少なりとも興味をもってくる人でもそうだから、
有権者平均では、周知率はもっともっと低いんだろうなと想像する。
この風化、
それだけ長い年月、日本が戦争をせずにこられた証なんだろうなとも思うけども。
今、福岡市では夏休みの登校日がない。
私は、原爆に関する平和授業は「その日」にやったほうが絶対にいいと思ってるんだけど、
(平成7年ですか、春日市で不幸な事件が起こったこともあり)
とにもかくにも、
何らかの形で子どもたちに戦争の歴史を伝えていく必要があるわけですが
その役割を学校にさほど期待できない今
家庭の役割はますます大きくなっている。
けれども、家庭のほうも、
「あー、今日は、原爆の日だな」
と一度も思いを馳せず
あるいは
ネットニュースで見出しくらいは見ても
家庭ではそんな一言も出ないまま
1日を終える子育て世代も多いんじゃないかと感じてる。
私が「戦争の歴史を学ぶ勉強会やってます」と言うと、
「子どもたちに教えてほしい」と言われることも多いんだけど、
私は、まずは親御さんがもっと知るべきなんじゃないかと思ってる。
なので、「子育て世代向けの歴史勉強会」なのです。
知らないおばちゃん(直接の戦争体験者でもない私)にたった一度、話を聞くより、
毎年何度も巡ってくる戦争に関連する日を始め、
少しでもいいから、繰り返して家庭で共有すること、話題にのぼることが
定着につながると思うから。
また、戦争がもたらした多大な被害を知ることも大事だけれど
「なぜ戦争は始まったのか?」
「なぜ、始まった戦争を、原爆を落とされるまでやめられなかったのか?」
「どうしたら防げたのか?」
という観点も、とても大事だと思ってる。
そこには、戦争に限らず、人間が犯す過ちに通じる普遍的な教訓があるから。
大人が伝えなければ、子どもは知ることはできない。
…というわけで、8月中にちょいちょい、これまで書いた戦争関連の記事を貼るので、
興味がある人は・・・というか、ぜひ興味をもっていただければ幸いです。
emitemit.hatenablog.comまだほかにもあると思うんだけど、とりあえずすぐ見つかったものだけ。