『西郷どん』 第22話 「偉大な兄、地ごろな弟」

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西郷、いや大島三右衛門さんや・・・。そら久光は感じ悪いけれども、のっけから感じ悪さで勝負してどうするよ・・・。と言いたくなるようなご対面であった。大久保のご心痛をお察し申し上げるしかないw

で、西郷の(幕末の薩摩の)物語には欠かせない「わしを地ごろと申すか」を早々にこなしてしまって、残り時間何やるのかなーって思ったら、そうですか! 信吾さん登場ですか☆ 熱烈歓迎☆

単純な造形だけど、信吾さんの甘ったる~いフェイスを生かしててさすがです。てか、錦戸さんも30いくつもこえてるだろうに、この子犬感すばらしいよね。こういう役がめっちゃ似合いんこ☆

下関に行って有馬新七を止める西郷どん。その説得ロジックには何ら見るべきものはなく、いかにも凡作大河っぽい「情熱だけでほだします」パターンなのだが、鈴木亮平の熱の入った演技に何となくほだされる。いちおう説得された有馬と西郷の、無言の拳のたたき合いが非常にいい。演出撮影すばらしいなあ。

そのときに、信吾が「兄さぁ、さすがや?」じゃなくて、けっこう屈折した顔してるのがまたいいんだよね。この顔からの、布団でのデレですよ。「おまんは、きばったとじゃ!」といきなり信吾を全肯定する吉之助兄さぁ、こちらも何のロジックもないんですけど、信吾ちゃんがウルウルなって喜んでたので、もう抱いて寝てあげてください。それしか言うことはない!! これまで、総受け状態の吉之助(愛加那も攻めですよね)だったけど、初めて吉之助の「受け」が誕生したよそれが信吾だよ!!!!! 萌える~

有馬といえば、薩摩を出る前に大久保にも説得されてるんだよね。大久保も策を弄するわけではなく、誠心誠意、頭を下げて頼み込んだ。それでも大久保には説得できないものを西郷には説得できる。っていうのがミソで、大久保の屈折しどころのようなんだけども、今作を見てると、(たとえうまくいかないにしても)大久保のまっすぐさと情熱が繰り返し描かれていて、非常に好ましい。

内田有紀が出てきた。なるほど、品川宿の遊女、高梨臨ちゃん(名前忘れた…)との違いが演出から見える。