神無月の十五 / 飲み会:防災と憲法

●10月某日: そして今日も睡眠不足感。午前中から、小学校の読み聞かせサークルでミーティング。来月、6年生の学年お話会(授業1時間分を使ってやる)で『かにむかし』を読むことになった。人前で読んだことない。長いよね。会話も多くて読むの難しいよね。6年生ってどんな反応するの? わかんないことだらけでドキドキワクワクするな。ともかく練習せねば。さくら学級(支援級)では「ぐりとぐらのおやくそく」をやります。1年生に読んだ「だいくとおにろく」も再び。

そのまま、「昼休みおはなし会」になだれこむ。先週は雨が続いたけど今日はとても穏やかで良い天気! 外で遊ぶよね~ってことで今日は少なめだったけど、その分、おはなしが好きな子たちという感じで和気あいあいだった。女の子たちはどんぐりや栗、野ぶどう(?)のテーブルコーディネイトに反応する。私は最初に「おてぶしてぶし」を。続いて科学絵本「どんぐりころころ」、おはなし絵本『お月さまってどんなあじ?』。

夜は飲み会! 伊藤さん と「選挙について総括しよう」って話になって(両者とも、この選挙に関しては単なる有権者です)、あと2人来てくれて4人で、7時前から11時近くまで。面白かった。今は子どもの習い事にも成果主義の蔓延を感じる、とか、共産党の活動資金はどうなってんの?とか、細野さんのルックス目当てで街宣に行ったけど言葉の力はイマイチだったわ~とか、いろいろ。伊藤さんが、身近なママ友が維新を支持してるのが判明したとき、「なんで?」って聞いてみた、という話をしててさすがだと思った。

●10月某日: 午前中、男女共サポーターがらみで某公民館で講座を受ける。前半、消防署(?)から来られていた専門の方が、綾小路きみまろばりの話術を駆使していたw 後半の女性講師には、地元の男性から無礼な質問があり、これぞ男女共案件…と思って心が荒む。

ちなみにどちらも防災がらみの講座で、今このテーマのニーズが高いのはすごくわかるんだけど、結局同じ人々が同じような講座を何回も受けているような気がしなくもない。どこに行っても私の世代の人はごく少数派だからだ。ま、何でもそんなもんなんだろうけどね。・・・とか何とか思ってこんなもの書いたり。(→末尾)

夜ごはんは、焼き鮭、豚汁、厚揚げと白菜煮。風邪ぎみの夫から豚汁リクエストがあった。この秋、初めてごぼうを買って入れたら超うまい。東山彰良の小説『流』読了。力強い小説だった‥‥‥‥台湾と中国と日本。人間の素晴らしさと愚かさ。余韻がすごい。台湾出身で、しかも東山氏と同じく西南大で非常勤の中国語講師をしている王さんとメッセージやり取りする。

どうも。新聞紹介するマンです(笑)。

私、福岡市男女共同参画サポーター養成講座(全10回+2回)を受けてるんですけど、今この業界(?)で一番ホットなテーマは

「防災+減災」

育児世代や働き盛り世代にはピンとこないかもしれませんが、
震災や各地さまざまな災害から、防災訓練やら、ハザードマップやら、トイレや食事への備えやら、避難所運営に関するエトセトラやら、すごいノウハウが蓄積され各地域に共有されています。

それらを学びながら、最近よく思うこと。
ひとつは、

「このノウハウを、戦争・紛争に対して使う日が来ませんように」

もうひとつは、

「防災レベルの情熱で、平和を維持するための活動が広がったら、だいぶ違うんじゃない?」

衆院選で、与党+改憲に賛成する野党が多数の議席を獲得したことで、憲法改正への「最速日程」が毎日新聞(10/24)に示されていました。

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それによると、
今年中(あと2か月よ!)に改正案をとりまとめ、
来年の6月に国会で発議し、
来年9月に国民投票を実施!!

・・・・・・というスケジュールが可能なんだって。

目ん玉飛び出そうになったよ。そんな速いん!?
あと1年なんかじゃ全然足りないと思うよ。

憲法を変えるかどうか、
変えるならばどこをどう変えるか、
国民みんなに周知し、議論しなきゃいけないでしょ。

だって、
・今の憲法がどうなっているか?
・どういう歴史を経て(近現代の歴史全般が関係するでしょう)
 こういった憲法が制定されたのか?

・なぜ、制定以来70年も変わらずにきたのか?

どう変えるか以前に、
私を含めて、現在の憲法に関する基本知識に乏しい人がほとんどじゃない?
学校でも、世間でも、教えてもらう機会ないもんね。
3つの柱だって、パッと出てこない人、少なくないんじゃない?

もちろん、現在の各国の憲法や、国際情勢も知って、
そのうえで 「どんな国をめざしたいか。どんな憲法を将来の世代に残すべきか」考えたい。
スピード感が求められる企業の経営判断とは違う。何十年先までかかわってくる問題だから。

「今の時代に合ってないから~」みたいな、漠然とした感覚で ○×判断するのは危険だと思う。

そんなの理想論だ、みんな忙しいんだから・・・って言われがちだけど、
防災に関しては、昔と比べると雲泥の差でノウハウの蓄積・共有は広まってる。やれば、ある程度はできるんだよ。

それこそ、公民館とか校区レベルで、広い世代を巻き込んで、防災くらい熱心に、専門家呼んだりワークショップしたりしてほしい。
・・・・・しないんだろうな~。
政治的スタンスを、地域や校区みたいな「公共の場」で話すのは日本のタブーだもんね。

そこを打破しないと、まともな議論なんてできないと思うんだけど。
立憲民主党や市民連合が中心になって、どこまで議論を盛り上げていけるか。
自分にできることはないかな~。

防災の講座でよく言われること。
「人は、経験や想像したことのない危機には、対応できない。
 だから、災害が起きる前から備え、考えよう」

憲法についてもまったく同じだと思う。
この憲法ができる前、戦争で何百万人も死ぬ、ひどい世の中だった。
同じ事にならないように、よくよく考えたい。