神無月の七 / 学校でおはなし会

●10月某日: 
(facebook投稿より)
読み聞かせボランティアサークルで「学年おはなし会」を催しました。
学年全部(1年生は2クラスずつ)を集めて、授業の1時間まるまる使って、いろんな絵本を読み聞かせるのです。
途中で随時、わらべうたや手遊び歌も入れて、子どもたちも一緒に楽しめるよう、工夫してプログラムを組んでいます。

私は、『だいくとおにろく』を担当。個人的にも、好きな昔話の1つです。

だいくとおにろく

(再話は、松居直さん!)

・・・が、幼児期に読むと、意味がわからず、ポカーン( ゚д゚) とする子も少なくありません。
1年生はどうだろう? と興味津々で読んでいましたら、やっぱり幼稚園とは反応が違いますね~
大工が鬼の名前をわざと間違えて言いつのるシーンで笑いの波が広がっていました。
えがっだ、えがっだ~ (#^^#)

でも、こういった日本の民話や昔話を理解するのは、今の子どもたちには難しいんだなと感じることが多いです。
「大工」とか「木こり」、「和尚さん」「小僧さん」、「つづら」「いろり」、「すずり」「ちょうちん」、「お宮さん」、「てんぐ」、「はたおり」、「きつねは人を化かす」
・・・・みたいな言葉や設定がピンとこないんだよね。

自分が子どもの頃は、みんな割とすんなり聞いてた気がするので、30年で時代は変わったなあと、しみじみ・・・。
たぶん、かつては市原悦子の『まんが日本昔ばなし』が果たしていた役割も、かなり大きかったのだと思われます(笑)。

んで、それらを知らなくても、21世紀を生きるのに何ら不都合はなさそうな気もする。
だけど、昔話や民話には、自分たちのルーツやアイデンティティもあるし、地域や国を超えた人類の普遍性もある。
やっぱり、子どもの頃に聞かせてあげたいなあ。というのが、読み聞かせる側のみんなの願いです。

新しい絵本やお話にも面白いものはいっぱいあるし、今の時代にフィットするように作られてるものも必要だと思うけどね。

以前、読み聞かせの講習会で聞いた言葉が心に残っています。

「学校での読み聞かせは、給食と同じように、
すべての子どもたちに届けることができるもの」

みんなで聞くお話は、家庭での読み聞かせとはまた違った楽しさがあるんだよね。
思わぬリアクションをする子がいて面白かったり、一体感を得られたり。
そんな経験を通じて、いずれ自分で好きな本を見つけて、心ゆくまで読んで楽しみ、
心をはぐくむ時間につながればいいな~と思います。

今ってなかなか、「ゆっくり本を楽しむ」時間がもてる子が少ない気がするので、なおさら。


備忘のためプログラムを。

(1年生)
1.いもにんじん(わらべうた) 2.だいくとおにろく(絵本・むかしばなし) 3.きょだいな きょだいな(大型絵本) 4.メアリーさんとブラウンさん(指人形遊び) 5.いっしょだよ(科学絵本) 6.いっぽんばしわたる(絵本・手作り紙芝居風に)

(2年生)
1.いもにんじん(わらべうた) 2.きょだいな きょだいな(大型絵本) 3.とべバッタ(絵本) 4.ももりんごなしパイナップル(手遊び歌) 5.エパミナンダス(ストーリーテリング) 6.いわしくん(絵本・手作り牛乳パックで)


子どもたちの生の反応は本当に面白い。

夜ごはんは、ゴマサバ、サーモン刺、野菜焼きビーフン、鶏手羽元、スパサラ。

「イッテQ」録画、お祭り男にMJとか。やっぱり華があるのう! いろいろ見たり、子どもや選挙の話したりしながら、夫と深夜までだらだら飲む。