神無月の四 / 校区の運動会

●10月某日: 校区の運動会。夫、テント立て業務のため6時半過ぎに家を出た。えらい。ゆうべ、けっこう飲んだけんね。9時からの開会式のために8時35分に子どもを入場門に並ばせますからそれまでに来てくださいねというお達しで、始まった開会式の長いこと長いこと。こういうの、ほんっとうに日本的だなと思う。村上春樹のエッセイ「アメリカで走ること、日本で走ること」を思い出さずにいられない(そういえば数日前、カズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞した! 村上さんより先とは・・・・何となく想像できていたかも(笑))

とはいえ、朝9時から午後3時過ぎまでみっちりプログラムを組んだ、これだけの運動会(小学生、半分くらいはきてる感じだった)を運営する大変さを思えば、セレモニー的なものをしっかりやりたくなる気持ちもわかるんだよね。だから逆に、運動会自体をもっとカジュアル化すればいいんじゃないかという話にもなるけど・・・って、まぁいいや。

さて、プログラムのうち半分以上はフリー参加で、サクはとーちゃんとペアになったり、友だちたちと連れ立ったりしていろんな競技に出ていた。大人のプログラムの時は友だちとじゃれているし、みっちり終日ではあったけどなかなか楽しんでいた様子。半分弱くらいのプログラムは地区で4つにわけたブロック対抗戦になっていて、そのときはみんな応援に熱が入る。わが赤ブロックは終始2位につけている(結局、最終順位も2位)。お昼はほとんどの家族が注文していた仕出し弁当を食べている感じ。楽だよね~、弁当作らないで済むと、ハードル下がるよね~。でもその分、係の人の仕事は増えるんだよね~。ここで私、だんだん頭痛がひどくなってきたのでいったん家に戻ってバファリン様をのむ。

で、戻ったら、地区で各学年男女2人ずつのリレー選手になったサクがナーバスになっているもよう。最近、『イッテQ』出川哲朗が外国で「はじめてのおつかい」をやるコーナーが大好きな彼なので、出川イングリッシュふうに「大丈夫だいじょうぶ、ベリー ハイスピード、カモンだよ」と励ましてみると、「やめて、そういうこというの」と、すげなくそっぽを向かれた(笑)。彼なりに集中力を高めているような…?

スタート! ほぼ団子状で殺到した1年女子からバトンを受け取ると、素早く抜け出してトラック半周、見事に1着でバトンを渡すという、結果にも内容にも満足のいくレースができて、会心の笑顔。

人生、いつでも勝てるレースばかりじゃないけど、緊張やプレッシャーも存分に感じたあとで力を出しきるって、ベリーグッド パフォーマンスだったんじゃないの~?(出川) 

コーナーの出口に陣取って見てたんだけど、選手のみんな、いい顔で回っていくんだわ。
夜ごはんは、おいしい豚肉をサッと焼いたの。にら玉、スパサラなど。ビールがうまい。