長月の十八 / 「日本・中国・韓国 子ども童話交流」ってのがあってだね

●9月某日: 友だちとfacebookでメッセージやりとしたあとふと窓の外を見ると、雨やんだ、と思ったら降ってる~! しかもすんごく斜めに降ってる~! 自転車で行くつもりだったのに~! えーい、歩いて(走って)たら間に合わない、レインコートで自転車じゃ~! と、今日もバタバタ出発症候群であった。

久しぶりの整体。手のひらや指のツボ押しから始まるスタイル。どこもかしこも痛いな・・・! 夜は、8年ぶりの友だちと夜ごはん。最近、転勤で福岡に赴任してきたのだ。当然、話しきれないいろいろがあるのでまた年内にでも。お店は、飲食店情報を常にアップデートしている夫にイメージを伝えて、推薦をうけたところ。うん、イメージ通りでしたw おいしかった~。

(この日のfacebook投稿より)

「ピョンチャン五輪HP上の地図に、日本列島が描かれてなかった!」問題。
そりゃ、よろしいことではない。「ミスだった」との説明らしいけど、「おいおい…」っていうレベルではある。ま、抗議したらすぐ修正したらしいから、そこまで悪質なものじゃないんだろう。それでも、「だから韓国はアカン」と憎悪のガソリンをまき散らし燃え広がらせてる人たちがいる。ネットを見てると。

ちょうど同じころ、新聞にこんな記事が載っていた。
『日本・中国・韓国 子ども童話交流』報告f:id:emitemit:20171213181729j:plain

平成14年から毎夏、行われているもので、日本、中国、韓国、約100人の小学生たちが一堂に会し、各国の 絵本・童話を通じて読書の楽しみを知るとともに、一緒に語り合い、協力して創作絵本を作成することで、3カ国の文化の特徴や共通性、違いなどを知り、相互に友情を深めるための、約一週間の研修なんだって。

どちらのニュースを大事にしたいかな?って話。

地図の問題も、子どもたちの交流の話も、東アジアの国際関係のほんの一部だ。
他国の瑕疵を責め立てることに力を注ぐか? 子どもたちの草の根の交流のすばらしさに思いを馳せるか?

五輪HPは公共性の高いものだからその国を代表するスタンスのひとつかもしれない。でも、イコールその国の総意じゃないよね。副総理である麻生太郎の、ヒトラーがどうのとか武装難民を射殺とかいう発言が、日本国民の総意じゃないのと同じ。

どの国にも、過激な人や自分と気の合わない人はいるよ。でも、気持ちが通じる人もいると思う。ほとんどの一般人は平和を願っているはずだ。いろんな人と話してみれば、それがわかるはずだ。

だから、心を閉ざさず、交流ができるルートを閉ざさず、誰かが勇ましく叫ぶ単純な言葉をコロッと信じず、「平和を守るために」っていうスタンスを忘れずにいたい。

わたくし、ちょっとググッて見ましたら、
この「子ども童話交流」に参加した子どもの10年後を追跡調査すると、
参加した子らは、その後も国際交流事業に参加したり、
そのときに一緒だった中国・韓国の人たちと交流を続けたり、
留学したいという志向が高かったりという結果が出てるんですって。

子どもの頃に、中国・韓国の子どもたちと出会い、お互いの文化を紹介し合い、一緒に創作活動をした人は、外国に対して、ずっと親しみを持ち続けるってことだよ。不必要な敵意や、攻撃的な気持ちを持ったりしない。外国人だって、神風特攻と、麻生発言しか知らない人は、「日本、おそろしい国や…((((;゚Д゚))))」 と思うやろうね。

日本が載ってない地図問題と、3か国の子どもの交流の記事。「どちらを大事にしたい?」と聞いたら、きっと多くのお母さんお父さんは後者と答えるだろうと思う。

でも、前者の事件は知っていても後者の行事は知らなかった、という人が多いんじゃないだろうか? そこにも問題があるんだよね。前者みたいな情報ばかりがあふれてて、それしか知らなければ、「国難だ…」って気持ちにもなるわけよ。

後者のような「平和を維持するための具体的な方法」が、もっともっと拡散されたらいいのにな。と思います。

●9月某日: 午前中のんびり。昼、近所にちゃんぽんを食べに行く。午後、放送大学の講義を2つ。サク、図書室から折り紙の教本(多分、昭和の出版)を借りて来て、毎日、山と制作している。「トナカイが引くソリに乗ってプレゼントの袋を持つサンタクロース」とか、「頂点に鳳凰をいただくおみこし」とか、「花飾りのついた牛車」とか、とにかく凝っているw 

夜ごはんは、手羽元焼き、ぶりカマ塩焼き、ナスの煮びたし、きゅうりとレタスとトマト。ビールとワイン。『ひよっこ』がついに明日で最終回だ。奥茨城のお父ちゃんからハガキが来てからの展開がすごくいい。朝ドラ最終週の多幸感をたっぷり味わわせてくれる。