長月の二 / お母さんなら、そうする

●9月某日: 土曜日だけど登校日。今週月曜日から長い夏休み明けの新学期が始まって、翌日にはもう給食&通常授業が始まったのに、厳しいスケジュールだなあ。

2時間目は「親子で草取り」という時間。子どもに遅れて学校に行く。1年生は無邪気なもので、どれだけたくさんとったかを誇示する子もいれば、すぐに飽きてしまう子も。

そのまま、3時間目を参観するため、子どもと一緒に教室に上がる。算数の授業を見るのは初めてだ。「どっちがながい」という章らしく、前の時間に紙テープで教室の中のいろいろなものの長さを測ったという前提のあとで、今日は自分の手(親指と小指を広げて)やエンピツで長さをはかろう、でも君が測ったのと僕が測ったのとでは同じかな・・・? というような内容をやっていて、これは先般見た国語に比べてずいぶん面白い授業に感じられた。教室や廊下には、夏休みの宿題だった絵日記や朝顔の観察日記が掲示されていて、すごく面白かった。

さて今夜は夫があまりいろいろなものを食べられないというのもあって、そうだ「夜の動物園」に行ってみようという話になる。夏休みから9月上旬にかけて、夜9時まで営業して動物の夜の生態を展示しているのだ。初めて行ったけど、もんのすごい人出だった。そうだよね。子連れで夜のお出かけなんて、限られるもんね。みんな考えることはおんなじ。夜は展示されていない動物たちもいたし、まあ満喫したとは言い難いけど、一度行って「こういうもんか~」ってわかった感じと、やっぱり「夜のお出かけ」っていう雰囲気だよね。それだけで子どもはもりあがるよね。

おなかすいたすいたとわめくサクに帰路のコンビニでフライドポテトを買ってやり(こういうのも滅多にないこと)、親はぶりカマの塩焼きを食べながら日本酒。スイッチインタビュー、大友良英×稲葉俊郎の回を見た。すごく面白かった。

 

●9月某日: 内視鏡検査前で自分は野菜を食べられない夫が、そうめんを茹でるついでにかぼちゃとピーマンと鶏の天ぷらをあげてくれた。それは「ついで」なのだろうか、と首をひねるレベルだが超おいしかった。やっぱり神かな、と思ったけど、違うね。これは「お母さん」なんだよね。世の中のお母さんはきっと、自分が諸般の事情で食べられないときも、家族のごはんは普段どおり作るよね。「あたし白おにぎりしか食べられないから、あんたたちも、それだけね。」とは言わないもんね。

家のソファを新調することになり物色に行く。こんな大きな家具を購入するのはめったにないことで(そりゃそうか)、サクは大はりきり。いろいろ座り比べていると、幼稚園時代の友だちにばったり会ったり。全然違う区のお店まで来てたのにホント偶然。夕方、ランニング7キロ。急に秋の風だ。夜ごはんは、さんまの干物、味噌汁、オクラとトマト。夫はさんまの干物と味噌汁の具の豆腐だけ。

なんかすごく疲れてて、サクと一緒に寝る。「直虎」すら見なかったのだから、どれくらいの疲れかお察しください(もちろん録画はしてる)。夫も驚愕してた。