葉月の十五 / コクワガタとの邂逅、怖いおはなし会

●8月某日: サク的に盛りだくさんの1日。まず、ラジオ体操に行こうと家を出たところで、地面を這い歩くコクワガタを発見! 急いで家に戻り虫かごを持ってきて確保に成功。この夏、特製ジュースを木肌に塗り付けたりしてカブトムシ・クワガタの捕獲にいそしんできた(そしてことごとく実らなかった)彼への神様からのプレゼントだろうか? 

体操からの帰り道に枯葉や木の枝を拾い集め、土と一緒に入れて環境を整え、この日はまったく10分~20分に1回というくらい頻繁に、「コクリくん みてくるー」と虫かごチェックしていた。あ、コクワガタのオスだから「コクリくん」と彼が命名。

そのあと、午前中は公民館の子ども教室へ、今日のプログラムはバルーンアート。昼、ピンポーンとチャイムが鳴りドアモニターに映ったのは、色とりどりのバルーンアートを両手に山と抱えてニコニコしている彼の姿。「ぜんぶじぶんでつくった! もう、もってかえってくるの、めっちゃたいへんやった! のどがかわいてもすいとうものめんし、あたまがかゆくてもぼうしもとれんし!」と、そういう障壁すらテンションアップのガソリンにしながら友だちと盛り上がって帰ってきたことが察せられる。

パリパリ麺の皿うどんを食べて、夜はどんぐり文庫の夏休み特別企画、小学生以上限定の「こわいお話会」デビュー。 

ゼラルダと人喰い鬼 (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

ゼラルダと人喰い鬼 (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

 

 






サクはそんなに怖いもの知らずな子ではないので、私は正直、「直前になって“やっぱりいかない”」と言い出すかも、ぐらい思っていた(それはそれでいいと思っていた)のだが、一度も逡巡せず敢然と(おおげさw)参加したことにちょっとびっくりした。

実際はそんなに怖い話はなかったのだけど(年によって怖さ度は違うみたい)、「こわがらずに参加して、やりきった!」という解放感、充実感を漂わせる、終了後のサクだった。大事よねw が来ていて、いつものお話会より読み聞かせ、語り聞かせの数も多いし時間も長いのに、前のめりで聞けるんだなーとも実感。来てる子どもたちも常連さんがほとんどだから、緊張しすぎず集中できるんだろうな。8時半ごろ帰宅し、ハイテンションでアイスを食べて、歯磨きしてパタッと寝た。夫とだらだら飲みながら桑田佳祐の『SONGS』をリアタイする。