【だらだら】 浮動票はどう動く?

うちは福岡2区。元・民進党のいなとみさんが希望の党から出ると知って絶望してた。

希望の党と前原氏の合流経緯にはまったく大義がないと感じている。
当選すれば国会で希望の党(与党と連立する可能性すらある!)の法案に賛成するのかぁ…と思うと、「候補者と党は関係ない」とはやっぱり言えない。

とはいえ、朝、近所の駅に立っている姿を見ると心が揺れる。駅に立っている…というか、駅周辺を走り回っている。階段を駆け上がったり下りたりしながら。そんなのパフォーマンスに過ぎないともいえるけどさ。

そういう親しみをもって、別の駅前での彼の街宣を見たとき、立ち止まる人の少ない、やや淋し気な状況に気がもめる。福岡の平日昼間の駅なんて、人通り少ないものだとはいえ・・・。

「やっぱり無党派層はさ、勢いがあるところに投票しようって心理、あるよね?」
と夫に言うと頷いてた。

元気で、弁舌がさわやかで、人望がありそうな「雰囲気」に頼もしさを見る。覇気が薄く、言葉が聞き取りにくく、周囲に人も少ない候補者は「負けそう」に見えて、何となく遠ざかりたくなる。

で、マスメディアの報道。
自公で過半数どころか300議席獲得の見込み。
んで、福岡は、全11区中、10区が自民党有利の見込みですって!

我が2区だけが自民(鬼木さん)と希望(いなとみさん。でも希望という名の絶望かも)で激戦展開中なんですって。

おおぅ・・・やっぱりそうなのか・・・ 

●前述、「勝ち馬に乗りたい」心理
●「党」ではなく「人」で選ぶと結果的に自民候補者に
●野党は頼りない、消去法だとやっぱり自民
●北朝鮮の脅威に対処できるのは野党ではなく自民…

浮動票も、上記のような理由で与党に投じられることって多いんだろうね…
前回、前々回の国政選挙もそうだったんだろうね。

◆2014衆院選:
(集団的自衛権行使を容認する閣議決定のあと)
475議席中、自民291+公明35=326議席

◆2016参院選:
(秘密保護法や安保法案の成立のあと)
242議席中、自民121+公明25=136議席

この選挙結果を、与党…特に現首相は「白紙委任された」と受け止めている。

だから、

「国民を納得させる必要を感じていない」
「国会での議論や説明を十分に行わない」
「押し通すことに慣れている」
「時が経てば忘れてくれると思っている」
のだろう、と、10/6朝日新聞に作家中村文則が寄稿していた。

与党のずさんな国会運営や文書管理、恣意的な言葉の言換えが空恐ろしくて、私は現政権を支持しないんだけど、有権者の投票行動(棄権や白票も含めて)が、横着な政権運営につながってるんだろうなとも思う。

でも、単なる無関心とかムード重視じゃなくて、

「いろいろ考えたあげく支持できる党や人がいない」
「とにかく生活に精一杯で考えるヒマなし」
「教育や報道の不足・偏向によって排他的に」

という人も多いんだろうなあ。

大学でアンケートをとると、
「政治わかんないから、間違った投票をして世の中を悪くしたくないから投票しない」
という学生さんも少なくないんだって。

ふう・・・。どうしたらいいんだろうね。どうもならんな。

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与党のポスターには「この国を守り抜く」と掲げられているけれど、そのスローガンの前に、カッコ書きで

(国民の犠牲を出しても)

がついてないことを祈るばかり。
なんたって、彼らの政権では常に自己責任が標榜されてきたから。

希望の党は支持しないけど、自民党の議席が多くなりすぎるのもやっぱり怖いのだ。

(というわけで写真、比例は立憲民主党に入れたいんだけど、立憲民主党が全員当選しても数は限られるので、野党の議席を増やすには比例は共産党に入れるべきだともいわれてますね・・・)