卯月の十六

●4月某日: サクの入学以来、毎朝一緒に「シャキーン!」を見てるんだけど(10分ごろまで)、ほんと面白いね。小学生・中学生を、朝いちばんに、エンカレッジする番組だなあと思う。

11時、某局のディレクターさんが来訪。急転直下の話なんだけど、明日、我が家にテレビ番組の取材が入ることになったので、打ち合わせ。1年ちょっと前にAERAに載った「家事・育児100タスク表」というのを提示されて、夫がやるものに青・私がやるものに赤をつける(当然、両方の色がつくタスクもある)。この表、当時ネットでちらっと見たけど・・・うん、あらためて、夫がいかにあらゆる家事育児雑事をやってくれているかがわかりました。だいたいは、夫が「いかにやっていないか」が判明するらしいんだけど・・・。そうです、取材のテーマは「家事シェア」。

さて打ち合わせ終了後、午後からはサクの初めての授業参観。教科は国語。興味津々で行ったけど、正直なところ、うーーーーーんという気分になった。これが小学校というものなのだよね。カリキュラムがあって、粛々と進めていかなければならない。もちろん入学直後だし、初めての給食後の授業、しかも金曜日で、子どもたちはもう疲れているというのもあるだろう。そんなことは事前に簡単に想定できるわけで、それでも、粛々とカリキュラムを進めるわけだ。だらっとした姿勢や、鉛筆を弄ぶ手遊びなんかは、よくないこととして注意される。うん、良くないことなんだけどさ・・・。

「勉強って楽しそう」「やりたいなあ」「先生の話が聞きたいなあ」「友だちと一緒に学びたいなあ」という心が育つ前にカリキュラムが始まって、当然そのレールに乗らなければならない感。こんなもんでしょうか。子どもたちは大方、それなりに順応するんだろうなと思う。サクなんか真面目なタイプだから、言われたらその通りにちゃんとしなきゃと思うし、実際わりとちゃんとできるタイプじゃないかと思う。でも、その順応って、いいことなんだろうか? 

ま、ひとつ言えるのは、親の私のそういう疑問(というかちょっとネガティブな気持ち)が子どもにいたずらに伝わらないようにしなければいけないということだ。ここを始点に、子どもたちの心がどう育っていくのか、見ていきたい。その後、懇談会。こちらは、母親のドキドキワクワクはある程度共通しているものだなと感じられて、ちょっと浮上した。

その間、子どもたちは、幼稚園の友だちたちで、盛り上がったり、時に揉めたりしながらw運動場で遊んで待ってた。サクの傷のつけ替えのために病院に寄って帰ったら、17時半を過ぎていた。夕方の病院、ことのほか混んでいた。なんだか疲れた一日。夜ごはんは、鶏手羽元のグリル、ニラ玉、小アジの南蛮漬け。