弥生の十九

●3月某日: 家具の角っこでしこたま頭をぶつけて泣いた。私が。さっそく、サクの「びょういん」に連れていかれる。ちょうど昨日、ダンボールとティッシュやら何やらで制作されていた病院コーナーに、それまでは「あー、包丁で指を切りました」とか架空の怪我をこしらえて通っていたのだが、今回は本物の傷だ。「血、出てない?」と聞くと、「でてない。でてないけど・・・めっちゃあかくなっとうー! あかいー!」と興奮するサク。頭皮が充血していたのでしょうか? 「なんかなきそうになってきたー」と涙目になりつつ、「ちりょうセット」で薬ぬって包帯的なのとかしてくれたw 
 
午後から公園へ。幼稚園のクラスの子たち、10人くらいで入れ替わり立ちかわりしながら遊ぶ。そのお兄ちゃんお姉ちゃんや弟妹達もいて賑やか。誰かが泣いたり、おやつ食べたり、トイレに連れてったり、その間あかちゃんを抱っこしたり。

帰宅後、急いで準備してバスに乗る。
春休みのおかーさんはがんばっている。
年度末のおとーさんもがんばっている。
コドモもいろいろがんばっている。
 
……てなわけで、みんなを労おう的な意味でビュッフェ in ヒルトンシーホークホテル with 半額チケット(笑)。美味しかったー。サーモンとか海老とかキャベツのアンチョビソースとかタンドリーチキンとか、めっちゃ美味しかったー。ワインも超おいしかったー。私、約20年前から、トルティーヤチップスにサルサソースをつけると半永久的に食べ続ける病気でしてね。左手にチップス、右手にグラスって感じの永久運動に陥る・・・。

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●3月某日: 眠い! 午前中のんびり。ちょうど、Eテレで『JAPANGLE』を3つ、一挙放送してたのを途中からサクと一緒にガン見したり。「公衆トイレ」「すし」「マンガ」という日本の文化をセンス良くでも誠実に表現する番組。一歩間違えると「日本マンセー」的な閉鎖的で近視眼的なやつになっちゃうところ、気持ちよく見られたのはさすが『デザインあ』のチームが手掛けただけある。博士と助手のパペットの声が、笹野高史と杏だった。

午後は幼稚園へ、卒園式の写真展示を見に行く。実際にその場で見た通り、サクの写真がどれも立派。親ばかではない! どの写真を見ても、立ってても座ってても姿勢が良く、キリッとしてる。こういう真面目さは彼のいいところなんだよね。クラスの子たちも何人か来てて、1時間ほど遊んで帰る。

そう、今日は初めて、サクは自分の自転車に乗って幼稚園に行った。かなり起伏のある道だということを、徒歩以上に実感したようです。そうなの。母ちゃん3年間がんばったよ、人力自転車で。夜ごはん、ハンバーグ、五目豆、サラダ、味噌汁。家で作って食べるハンバーグって美味しいよね。男子たちに好評。