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師走の十七 / サンタさんがやってきた ・ 社会のしくみをある程度わかってる6歳児

●12月某日: 朝ごはんをたらふく食べてチェックアウト。どこにも寄り道せずまっすぐ帰路につくといっても否やのないサク。「サンタさん、きてくれたかなー」プレゼントが気になり始めたらしい。ちなみにサンタが来るのは24日ではなく25日の夜だと思い込んでいるらしいサク。ま、別にいっかと看過している。

去年は玄関先にあったので、家に入るや「あれ?」と首をひねるサク。あちこち見ても見つけられず、だんだん不安げになって「おかしいなあ」と言いながらベランダまで出ていく姿がなんか可哀想になってヒントを教えてあげた。窓際のイスの上・・・目線がそこまで上がってなかったようで、見つけると「あったー!」とうれしそう。中身は、おてごろなラジコンカーと、ラQという、ブロックよりもうちょっと小さくて高度なブロックみたいなセット。

サクは「手紙を書く」方式を知らないし、特にこれが欲しいというものもなかったらしく、とにかくサンタさんが来てくれたことがうれしいらしい。さっそくラQを開け、すぐにコツを掴んで立体を作り始めた。とても静かに集中している。私は年賀状の印刷など。今年もギリギリだなー。夜ごはんはチャーハンと味噌汁。

 

●12月某日: ラQづくり絶好調のサク。朝ごはんのあと集中して飛行機づくり。冷たい雨の中、電車と地下鉄を乗り継いで別府の福慶へ。

蒋さんの笑顔に迎えてもらい、その場で白菜肉包と醤肉包とあんまん、そして私はピリ辛麻婆春雨まんも食べてあたたまる。蒋さんが他のお客さんの応対に行くと、サクが「あのこと、いった? アフリカンサファリ」と耳打ちする。「え?言ってないよ」「いったら?」彼の中でとにかく強い思い出になってるらしい。

ちょうどクリスマスどうしてた?という話になったので、アフリカンサファリに行ったんだよ~と水を向けると、蒋さんが「へぇー大分にそんなところがあるんだね、うちも行ってみたい」と言ってくれたのでジャングルバスのことなど詳しく話すと、サク

「ライオンのエサをトンビがさらっていった」
「我が家から差し出した肉を巡ってライオン同士がケンカした」

と、あの旅のハイライトを興奮気味に語った。

帰宅後は「ばーちゃんに アフリカンサファリのことをおしえなきゃ」と手紙を書きだす。文章の他、それぞれの動物にあげたエサやエサはあげてないけど見た動物の絵、そしてもちろん「ライオンのエサをトンビがさらっていった」事件などが書かれ、最後に「くわしくは、○○○(←我が家の部屋番号)へ」とある。うちに来たら詳しく話してやるってことだ。ウケる。「詳しくはwebで」の感覚なんだろうなあ、デジタルネイティブだなあ。

夜ごはんは、ひじきときゅうりなどのドライカレー風のもの、かぼちゃサラダ、味噌汁。夫は飲み会。

【今日のサクとの会話】

私 「サクちゃん足が強くなったね。まあお母さんの方が強いけどね。お母さん10キロ走れるけんな」

サク「じゃあ おかあさん、かごしまからとうきょうまで あるける?」

私 「そりゃ無理やろ。でも昔の人は、みんな東京まで歩いて行ってたんだよ。西郷隆盛は鹿児島から、坂本龍馬は高知から」(←サクが西郷や龍馬を知ってるわけではないが・・・)

サク「えーーーっ!」

私 「たぶん2週間くらいかかったと思うけどね」

サク「ごはん いっぱいもっていかな いかんやないかよ!」

私 「ごはんはね、その場その場で買ったり、お店で食べたりするんだよ」

サク「ねるとこは どーすんだ?」

私 「たまには外に寝ることもあるけど、基本は旅館みたいなとこかな」

サク「えーーーっ! じゃあおかねいっぱいもっとうひとやないと、いけんな!」

身体の話が経済の話に帰結…この社会のしくみを理解しかけているな…