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水無月の十三 / 考古学講座を受講

日々 歴史

●6月某日: 午後から、福岡市埋蔵文化センターにて考古学講座。「土偶と装身具にみる縄文人の身体装飾」奈良女子大学の武藤康弘教授。道路が混雑していたりして開始直前に着いたら、空いている椅子はもう本当に少なくて、200人の定員はほとんど満員だったんじゃないかな。よく埋まった、考古学講座だけに(←へた)。

先生が高校生のときに掘ったというものも含めて、縄文土器の破片をいろいろと持ってきてくれていて、席にじゃんじゃん気前よく回してくれる。写真をとっても、手に取って触れてもいい。博物館等で見ることはあっても、触る機会はまずないよね。で、触ると、すごく硬い。こりゃべたべた触ってもびくともしない硬さ。造作の技術、焼き上げる技術ってすごかったんだな。そして、縄文前期~中期~後期と時代が下ると、かなり薄い土器も出て来る。






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↑見よ! 本物の縄文土器! ぶあつい、固い!

 

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↑これはレプリカだそうです。

 

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↑後頭部。なかなか見ないでしょ? 

土偶は女性の形が多く、妊娠表現(お腹が大きい)ものも見られる。入れ墨や抜歯の表現も見られる。マスク(仮面)をつけているようなものも。衣服では、ショールをかけているようなもの、パンツのラインみたいなものが見えるもの。頭部の冠に貫通孔があったりして、これは冠に羽飾りのような飾りをつけていたのではないか。耳飾りの表現や、耳環を嵌め込むための孔も。

先生は考古学だけでなく文化人類学などにもクロスオーバーして研究しているらしく、土偶について、東北アジアの狩猟採集民とのかかわりを推察していた。人体や人面のある祭祀道具が豊富に存在しているらしい。また、満州族のシャーマンの祭壇に供えられる祖霊を祀った人形が土偶に似ていると言っていた。写真をとりたかったけど拒まれたらしい。北海道の著保内野遺跡から出土した土偶の装束が、モンゴル相撲の肩のところしかない上着とよく似ているとも。縄文時代、東北アジアとの交流もさかんだったことはいろんな本でも読んだことがあるけど、今日もまたそれを感じた。

夜は、サクと2人。この日の2日後のツイートより。





サクはその間、夫と一緒に博多駅に行って、模型屋さんでNゲージ走らせたり、ラーメン1杯ひとりで食べたり、楽しんでいたらしいです。夜ごはんはひとくちカツなど。ええ、仕事会に行く前に夫がこしらえてくれたものでした。