『とと姉ちゃん』 第19週 「鞠子、平塚らいてうに会う」

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鞠子の話をここでやることで、女性の生き方の難しい部分と多様性を描いてるんだけど、そこに平塚らいてうを介在させ、同時に善意の人(水田父)のまったく無意識なデリカシーのなさも描きつつ、結婚しない常子の姿も通底音として流れ、星野登場までの前奏曲にもなっている。やっぱり、いろいろ練られた脚本だと思う。


弾むように働き、花山にダメ出しされて凹み、らいてうに相対し、花嫁姿になる鞠子=相楽さんの大活躍も良かったし、やはり今週の常子=高畑充希もすばらしいのだった。鞠子を見守る姿。仏壇の前での君子とのシーンはこのドラマの名場面のひとつに数えられるだろう。そして披露宴での豊かな表情! 脚本演出と役者の芝居とがすごくいい相乗効果になってると思います。木村多江の君子もいつもとってもキュート。伊藤淳史の芝居ってこんなにいいんだな、と初めて知った。