卯月の十 / 劇団四季「美女と野獣」

●4月某日: サク弁、ごはん、豚バラとキャベツの炒めもの、たまごやき、さつまいもサラダ、小松菜。今春、放送大学の選科生になり、前期は1科目だけ申込んでみたのだが、午前中、その授業をパソコンで視聴。すごく面白い。2時、迎えに行くとサクは超元気。
 
 
そして楽しかった外遊びのテンションそのまま、公園にちょっと寄って帰り、いったん帰っておやつを食べると(トーストとエクレアという、それおやつ?なレベルの捕食)自転車乗りたいというので付き合う。元気で何よりです。

夜、定時で急いで帰宅してくれた夫にバトンタッチして、劇団四季『美女と野獣』公演を見に行く。姉がチケットをとって誘ってくれたもので、そのチケットといったらなんと最前列だった・・・・! これはすごいド迫力。

動きのひとつひとつや、歌う口元まで鮮明に見えるのはもちろんのこと、一曲激しく歌い踊ったあとは、プロたちでもさすがに小さくゼェハァしていたりするのがわかる。それでももちろん、表情にも次のお芝居にも乱れは見せない。主演ってすごい! ベル役の女優さんの歌声が本当に綺麗で、華奢で顔も小さく、すごくチャーミングだった。踊りもすごい。帰って調べてわかったのだが、彼女は弱冠25才で、去年、四季に入団したばかりで劇団内のオーディションを受け、ベル役をつかんだのだそうだ。実力社会…! 

スピーディな舞台転換、めくるめく展開に、あー、劇団四季ってこういうのだった、と思い出した(10数年前にライオンキングとオペラ座を見て以来)。そして美女と野獣だけあって、歌や舞台背景は当然ながら、役者さんたちの動きもめっちゃディズニーだった! その再現性といったら目を瞠るものがあり、特にガストンさん! 臭ってくるようなマッチョさであった。ベルナールの人が及川ミッチーに見えてしょうがなかった、とは観劇後、姉と一致した意見。

姉は前半の終了時点で既に滂沱の涙で、私は感動しても絶対泣かないぞーと思ってたけど(泣くと疲れるから)、最後にチップ少年が人間に戻ってお母さんの前に出てきたら絶対泣くよなーとはうすうすわかっていて、当該シーンは歯をくいしばって臨んだけどやっぱりちょっと泣いちゃいました。いや、想像以上にとても楽しめました。

福岡シティ劇場ってすごく狭いのね。あれで群舞のときとかまったくぶつからないのスゲー。で、駐車券を機械に突っ込もうとしていた21時半前に、あちこちからブーブーと異音が聞こえ出し、「地震?!」という声があちこちで。キャナルシティにいると揺れはほとんど感じなかったけれど夫からすぐにLINEあり。福岡は震度4だったそうだがサクは既に眠っていてまったく起きなかったとのことで安心して帰ってから、熊本が震度7と知って驚く。しばらく、夫とテレビ画面に釘付け。震度3程度の余震も4,5回ほどかあったけど、子どもが一切起きなかったのが有難かった。