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スーパー歌舞伎II 『ワンピース』 @博多座 その1 やっぱ歌舞伎すごい!歌舞伎役者すごい!大好き!

歌舞伎

 

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本当に、見に行ってよかった・・・! 

(実は当初チケットを取っていた日は、幼稚園のイレギュラーな短縮保育が割と直前に発覚して、他の預け先を探すのもためらわれ(それこそ地震のあとで子どももナーバスになっている時期だったので)、いったん反故にしたのだった。結局母親が行ってみるというのでプレゼントして、姉と2人楽しんでくれたので、それは結果オーライだったんだけどね。

「今回はご縁がなかったってことかな・・・」としぼみかける気持ちと「いや!やっぱり!見ないと後悔する!!」と奮い立つ気持ちが戦って後者が勝って、あらためて別の日にチケットを取ったのだ! ギリギリだったのでかなり後方の席だったけど、でもよく見えたよ。)

この舞台を語るとき、「これは歌舞伎なのかどうか?」というのが論点のひとつになって、その答えは人によって違うと思う。でも私はこれ見て「やっぱ歌舞伎すごい! 歌舞伎役者すごい! 歌舞伎大好き!」と思った。「きのう歌舞伎見にいったんだー、すごくよかったよ!!」て人に話した。

3年前、襲名披露公演「ヤマトタケル」を見に行ったときの自分の感想を読み返した。亀ちゃんの襲名と、その現実にリンクするヤマトタケルに万感の思い極まって大感動してるけど、「でも演目自体は手放しですばらしいとは思えなかった」と書いてる。21世紀も10年以上過ぎた今見ると、どうも首を傾げるところが多い、と。それは亀ちゃんの言う「ヤマトタケルは古典になった」ということにつながる部分もあれど、古典=普遍性を獲得するには及ばず、ただ古めかしく旧来的になってるところがあるような気がしていたのだ。

ワンピースは、これぞ「今」の作品! といっても、全編だいたいがハチャメチャ or ベタなのに、なんか圧倒的な説得力を感じた。私は原作を知らないから原作との比較はできない。でも、すごく人気がある=魅力がある長編原作を3時間の舞台にするには、ほとんど無数の解釈や切り口の可能性があったはず。その中で、亀ちゃんたちが選び、考え、みんなで作り上げたのがこれなんだ、ていう感動。

びっくりしたのは、「ヤマトタケル」とはまったく違うこと。ヤマトタケルに限らず、三代目が作った演目は基本的に“ザ・猿之助ショー”だったと思う(スーパー歌舞伎創設の経緯や三代目のカリスマを考えるとそうなるのは必然だったと思う)けど、ワンピースはまごうことなき群像劇だった。これは原作がそうだから当たり前だ、って話じゃないんだよ。猿之助出ずっぱりの活躍しまくりな脚本演出にすることだってできたし、歌舞伎ならむしろそれが普通なんだよ。歌舞伎は歌舞伎役者を見に行くものだから。今回の出演者(客演じゃない、歌舞伎役者たち)の中でのスターは、圧倒的に亀ちゃんなんだから。

ところが、ボン・クレーやサディーちゃんやイナズマの輝きはどうですよ!!

(続く)

 

 

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