『あさが来た』 第16週 「道を照らす人」 と、ディーン・フジオカ in あさイチ
真田丸を見た翌日、どーしても作劇の違い(優劣とはいってないからね!)が目についちゃう #あさが来た である。のっけから、あさちゃんの仕事とすごさをセリフで説明、説明。宮部の太鼓持ちキャラはいいとして、なぜ未だに小娘みたいな反応をあさにとらせるの?かわいいは大事?
心から素直に榮三郎を称賛するあさちゃんは良い人だけど、自分がageられると義弟がどう思うかとか、いい加減、人の心の機微に聡くなってほしいの。大人の女性だし。女傑キャラじゃなく「おなごの柔らかい力」で商売するドラマなら尚更。新次郎も鋭いキャラ設定上、あの場で気づこうよ #あさが来た
宮部の「奥さんのおかげ」に対し、「いや、事故後の実務一切をやったは雁助だし、炭鉱買い足しに(しかも自分がギリギリでしか相談しなかったのに)タイミングよくGOサインを出したのは榮三郎。2人あっての加野炭鉱、加野屋です」ぐらいはっきり言えるキャラでしょ、あさちゃんだって #あさが来た
あさとよのの会話もあったし、住み込みじゃなく二人で所帯もって新しい形で通いで働くのに落ち着く感じかな #あさが来た
「奉公」じゃなくて「勤務」って形態に変わるってことね さすがに今の状態でうめ雁まで退場させるとクオリティ的にしんどいもんね #あさが来た
今も大企業なのだから銀行や新会社設立を考える時点で、業務面・経理面・福祉面等、文書化し共有してそれを叩き台に上層部で(ご隠居よのへの説明含む)あーでもないこーでもないと話し合うもの、それじゃさすがにドラマ的な画でないとしても、あまりにも五月雨式に進めすぎてて #あさが来た
変わってほしくないけど無理よねとか、そーゆー問題ではないだろう、と思えるんよね。雁助に能力を発揮してもらう、モチベーションを持ってもらうための努力をしてないやん、って。雁助は榮三郎の直下だけど銀行の旗振りはあさがやってるんやけん。大阪一の女商人のあさちゃんが。 #あさが来た
ドラマの設定どおりの言動をさせてもらえない登場人物がかわいそうって思える。10年以上も(小さい娘を淋しがらせてまで)大きな仕事に邁進してきたビジネスパーソンらしい言動をさせてもらえないあさ。大阪一の両替屋の番頭で超有能なはずなのにただ時流に乗り遅れるだけの雁助。#あさが来た
その時々でトラブルや試練はあろうとも、ドラマの人物設定どおりに有能に、生き生きと働く登場人物たちから元気をもらいたいんだよね。仕事が主題じゃなくてたって、大きな仕事してる設定なんだからチャチャッと短尺でそういうふうに描いてくれていいのに #あさが来た
@emitemit あさは充分有能に描かれているんじゃないでしょうか。よのや女衆に対して彼女たちが何を訊きたいかを察知してかみ砕いて説明しています。優秀な人ほど易しい言葉で話せます。
@EarthView5 察知して平易な言葉で…という点は仰る通りだと思いますが、そこで語られた雇用形態の形についても、雁助・榮三郎の気持ちや遇し方についても、気づかないことの多さ、進め方の計画性の無さが目についてしまっています。
@emitemit お気持ちは判りますが、あさにどこか迂闊さ、鈍さ、可愛さを残しておかないと、ドラマの方向性が変わってしまいませんか?女傑一代記になってしまいます。広岡浅子さんはあくまでもモデルであり、#あさが来た は彼女をモチーフとするおもろい夫婦の物語ですから。
@EarthView5 柔らかさを大事にするドラマですが柔らかさと仕事の能力とは両立できなかったのかしら?と思ってます。劇中、長い年月経ってますし。何にせよ、作り手のテーマや意図がどこにあるとしても、受け手が求めるものは人それぞれというか自由だと思うので、すみません。
銀行が信用商売じゃなくなるわけではなく、むしろ客を審査してしっかり信用商売やってかなきゃいけない。審査に必要な力は数字関係の他、客の業界動向や将来性の知識、人物を見る目など多岐にわたり、若者だけでは決してできない仕事。雁助のようなベテランの人材は絶対必要なところ #あさが来た
本人の意思を尊重するのは大事だけど、雁助は老いて役に立たないわけでもなく辞めてやりたいことがあるようにも見えない、銀行という商売を実際には理解してないんじゃ? 何となくのイメージで忌避してるように見える。ちゃんと説明してないんじゃないか、できる人がいないのかな、って #あさが来た
もう一つは、あさのやり方にやっぱりついていけない感かな。炭鉱の後始末で正吉の死に目に合えなかったこと。炭鉱の買い増しの際も、宮部の太鼓持ちでも、あさは雁助の仕事に感謝したり、正吉と引き離されたことの重大さを理解しているように見えなかった。あさは雁助を大事にできてない #あさが来た
長年尽くしてきた大番頭に対し、今までの仕事ぶりや彼の中で辛かったこと(正吉の死に目にあえなかった)を理解・感謝し、正当に評価して、銀行はこんな仕事でこんな人材が必要、だからいてほしい、というプレゼンもなしの「本人が辞めるつもりなら」に見えて。上司の能力とは、誠意とは #あさが来た
SMAPの例を出して、「それに引き換え加野屋の従業員を大事にする姿勢、なんと良い職場なことよ」とは思えないんだよな。新次郎は実務者ではないのであれが精一杯だろうけど、大阪一の女商人の、下の人間に対する洞察力や遇し方が…雁助はSMAPほどでなくても十分可哀想に見える #あさが来た
代々の家業を変えて組織も何もかも大刷新する辣腕事業家のあささん、商いは自分が一切すると夫に言い渡すあささんが、身内の奉公人へのちょっとしたスピーチですら指名されて驚いたり、終わるやいなや謝りまくったりする必要がどこにあるの?なんでそんなに卑屈にならなきゃダメなの? #あさが来た
五代の受け売りと「やりたいやりたい〜、細部はよく知らないけど」のコンボを「カンと伝聞で炭鉱買い足したら成功」という山師的な実績でごり押ししてるだけの、「実務は弱いけど勢いとカンは大事だから」型の経営者あささんが真面目な実務型の榮三郎を伸ばすって?マジで? #あさが来た
ここ最近あさの実務スキル描写がふわふわ&数字関係は榮三郎強そうなので「インスピレーション型のあさ・地道で堅実タイプの榮三郎」だと思ってたので、帳面見せて何か教えている描写&雁助の「榮三郎様は奥さんの下でなら伸びる」みたいな台詞にびっくりぽんした #あさが来た
資金投下の思いきりはいいけど、実務能力は疑問だし下で働く人間についても鈍感、未だに商人間で人望も人脈もないのは女性だからってわけだけじゃなさそうに見えるあさ。銀行への情熱や希望も今イチ伝わらない。出しゃばらず「おおきに」が言える美点だけでは気持ちよくなれない私です #あさが来た
自分の仕事への責任感や誇り、キャリアに相応する能力が、雁助やうめや美和からは感じられる。誇りや責任感ゆえに悩みもする姿を見てるとぐっとくる。あさもそんなふうに描いてほしいんよね。年相応、キャリア相応に成長し、そのステージらしく奮闘する姿が元気を与えるんじゃない? #あさが来た
飲み会受けこそ抜群だけどアラフォーになるまで働かず父や妻や弟が稼いだ金で遊び放題だった男が周りに散々持ち上げられて頭を下げられ社長になってくれと懇願されるの図。聞く力だの柔らかい力だの知らんけどもええご身分だすな、という言葉しか浮かばないから困るw #あさが来た
>RT 「いいご身分だすな」ほんとそれな!w なんだけど、昨日・今日と、雁助・五代とサシ話する新次郎は、中の人が何げない相槌ひとつ、眼の色ひとつにも滋味あふれる、成熟した大人の芝居をしていて、すてきに見えるのだった。玉木宏うまい。着つけも中年らしくなっていて良い #あさが来た
登場当時の清新さと大器な感じにワクワクしてたのに、いくら朝ドラとはいえこんなに仕事しないなんて…とがっかり、五代萌えもおディーン萌えもない私が「あささんにはもう会わない」で「えーっ、こりゃ大変な事態だ!」って動揺しちゃったから今まで本当に元気なトンチキだったんだね泣 #あさが来た
脚本に仕事の描写はなく演技力もムムムだけど、清廉で情熱にみちた五代友厚像ができたのはディーンさん自身の清潔感やクレバーさ、”成熟した大人”感が大きかったんだろうな。そこにヒロイン大好きのトンチキ成分を加えて(大部分だった気も)愛される五代が完成。総合プロデュース力! #あさが来た
ディーン五代の作り方を考えると、ごちのでーさんを思いだす。中の人の清新さ、魅力を役柄に生かす。ご本人はコメディこなすキャリアはないから、役を多少(?)トンチキ・ぼんくらにして、それを真面目に演じてもらうことでおかしみと愛おしさが出る。
しかしヒロインの夫なのでヒロインの師より出番多かったろうが、大阪の大恩人より大阪の建築バカのほうが仕事してた感があり、「ペンギンが教科書に」「おお」のやりとりも「ええ豚です、ほんまにええ豚です」をそれまでの積み上げで異様に説得力あるクライマックスにしてしまったごちを思い出すとry
でも、経年変化て何それ・サザエさん的ユートピアに片足突っ込んでます!な世界観の #あさが来た らしく、最後まで五代を老けさせなかったのはもちろん、へたに痩せて病みやつれたメイクも一切施さなかったのはいっそ潔くてよかった。最後が留保ない笑顔なのもこのドラマの五代らしくて愛を感じた。
新次郎をあほぼんのまま商いに引きずりだしたり、五代と同志としての深い絆を描いたりするには、あさが切れる人でないと成立しない気がするんだよねぇ。今の天然勘ピューターゆるふわあさちゃんだと、ただの三角関係にしか見えないし、新次郎の商い進出も茶番的に見えてしまう。
お転婆ヒロインとポジティブストーカーな関係に少女漫画ナイズされてたあさと五代の関係が「得難いビジネスパートナー」みたいに流麗なセリフで彩られていてびっくりぽんや #あさが来た
>RT 綺麗な登場人物たちに綺麗なセリフを言わせて関係性を至高なものに格上げするお手軽な少女漫画スタイルだよね。作り手は自分たちの能力の限界をわかっているから無理しないでそのスタイルに徹して、その中で最高のものを作ろうとしてるって感じかな?と邪推 #あさが来た
篤姫はスイーツ大河の最高峰だと思ってる。#あさが来た は少女漫画朝ドラの最高峰になりそう、自分の中で。篤姫も放送中は色々不満もあったけど、のちに天地…やら江…やら花も…やら、ものっすごい後続の作品群により否応なく再評価。あさ来たも、劣化版みたいな二匹目のどぜうが出ないことを祈る…
宮崎あおいの救世主感よね。懐かしいっていうより救世主 #あさが来た
大きい会社をたくさん持っていて、人物も立派で高潔だったら、借金なんてあるはずがないみたいな雰囲気のあさ(大阪一の女商人)が幼すぎて。借金というものの何たるかは自分もよく知っているはずだけど…。 #あさが来た
へぇさんの中の人のことを全く知らなかったんだけど、「あまちゃん」で花巻さんが登場したとき「こんな人であんべちゃんの穴は埋められない」と思ったのに花巻さんのこともすぐに大好きになったので期待しときますー #あさが来た
今日のあさイチ、見た。トークするディーン・フジオカ見るの初めて。とても良かった! 日本から出て行く人のスピリット、外国で(しかも一か国ではなく各国で)学び、暮らし、働いてきたという経歴が言葉の端々に感じられた。
ディーンさんの奥さんはインドネシア国籍の人で、小さい双子の赤ちゃんがいる。2歳くらいかな? 仕事のため離れて暮らしているのを「申し訳ない」と言いつつも、「久々の再会でパワーをもらったのでは?」と聞かれ、考えた末「そうですね…パワーをもらいつつ、削がれつつ」すっごいリアルな答え!
今、売り出し中で、すごく旬な俳優って存在だけど、奥さんと小さいお子さんたちがいるのが全然タブーな質問じゃなくて、かといって良き夫・良き家庭人的なイメージを売るわけでもなく、すべての質問に対する答えが自然体で誠実だったのが、なんかよかったー。ディーンさん
「今まで各国で暮らし働いてきて、どの国が最も肌に合いますか?」って質問。ディーンさん少し考えて「どの国にも良いところ、良くないところがある。それぞれにadaptしてきたので、どこが一番というのはない」。別に優等生的なやつじゃなくて、それが実感なんだろうな、って答えだった。
ディーンさん「今まで外国で、外国語で仕事してきたので、朝ドラで祖母孝行できた。どこであれ仕事を頂けるのは有難いこと」と言いながらも、自分を曲げて媚びてまでしがみつくつもりないんだろうなー、と言葉の端々に感じた。日本の芸能界に縛られず、どこででも生きていける力を自分で獲得してきた感
五代友厚について「自分が今、飛行機にさえ乗れば外国に行き仕事ができるのも彼らのおかげ。国交もない状態で変名して外国に行きいろんなことを吸収して…好奇心だけではできない仕事」。ディーンさんにはほんと適役だったんだな。んでやっぱ五代さんらのそんな側面の描写不足は残念 #あさが来た
このドラマが経年変化を描かない(描くとしてもすごく部分的で恣意的)「半サザエさん的世界」なのは物語の強度を落としている、と私は一貫して思っているんだけれども、五代が最後まで妖精で老けもせず病みやつれもせず死んでいったのはこのドラマの五代らしかったなーと感じてる。まあでも、五代の造形もあさとの関係も、お手軽な少女漫画の素敵な関係でしかなかったから、全体的には全然不満なんだけど。
ディーンさんて5年後10年後どうなってるか全然予想できない。役者やってないかも、とも思う。現時点では演技力的に使われ方が限定されるから、ってのもあるけど、ご本人が、それほど役者稼業に執着が無さそう。どこで何やっても生きていけそうなだけに。