如月の十七

●2月某日: 幼稚園、1・2・3月生まれの子の誕生会。お母さん劇団の出番である。といっても、今回のキャストは、子どもが誕生月の子&卒園間近の年長ママなので、私は、キャストのママの未就園児のお子ちゃんを預かっておく係。上演時間になったら、一緒に講堂に入って後ろから劇を見る。私が抱っこしてたコウちゃん、1歳半くらい? ちょうどご機嫌の良い時間帯だったみたいで超かわえかった。サク、私を見つけてニッコリ手をふる。

劇が始まると園児たちは釘付け。人形劇もペープサート(紙人形劇)も楽しいけど、やっぱり、普段からよく知っている園児ママたちが登場人物に扮する“人間劇”は格別らしい。大向こうよろしく、「○○のおかあさん!」「○○のママ!」などの声が飛び交う(笑)。劇は「おむすびころりん」。隣の家のいじわるなおじいさん役をした年長ママが、しろうと離れした演技力であった。劇が終わると、子どもたちは誕生日会のちょっと特別な給食。

私たち劇団ママはいったん解散して、14時のお迎えの時間から、子どもたちを園庭で遊ばせつつ待機。今日は未就園児向けの園庭解放の日で、その母子向けにもう一度、同じ演目を上演するのだ。子どもたちは喜んで外遊び。サクはクラスの子と一緒に、傘を細めに開いて「からかさおばけだぞー、たべちゃうぞー」と言いながらあちこちに迫ってる。ずいぶん古典的なお化けを知ってるものですね。上演時間になると、劇団ママの子どもたちが最前列に座って凝視。2度目の観劇でストーリーが頭に入っているため、「笑いどころ」も掴んでいるようで午前中よりさらに反応が良かったような。終わるともう16時を過ぎていて、雨がポツポツ降ってきた。急いで帰る。夜ごはんは、ほっけ一夜干し、きんぴらごぼう、里芋煮、味噌汁。

●2月某日: サク弁、おかか&海苔ごはん、ゆで豚、里芋、スクランブルエッグ、ひじき、菜の花。いつものことだがあんまり園児っぽくない弁当でごわす。夫が少し遅出なので、車で送ってもらって登園。近くのお友だちも一緒に。子どもたち2人、車の中で大はしゃぎ。駐車場で夫と別れていろいろ用を足す。ひとり昼ごはんはちゃんぽん。先日、もつ鍋のシメ用に買っていたのが1玉余っていたので。

降園後、クラスの子の家に遊びに行くサクについてゆく。親子3組。ふだん仕事をしているお母さんが、今、お休みの時期ということで、珍しくゆっくり話せる機会でよかった。さて、明日は遠足、集合時間もいつもより早いし、センセイからのクラス便りでも念を押されたので、可及的速やかにサクを寝かせねばならぬ。先に風呂に入れていたら夫が仕事から帰ってきて、いつもと違う展開に驚いていた・・・が、簡単に成り行きを説明すると、そこから晩ご飯が出てくるまでの30分以上、一言も文句を言わないしそういう雰囲気を匂わせない。こーゆーところが人間できてるな、と思う。そんな夜の献立はかつとじ、桜エビまぶした大根サラダ、トマトとブロッコリー炒め。サク、とんかつもモリモリ食べるようになった。私も少々疲れ気味なので、子どもと一緒に寝る。