師走の十七 / クリスマスの朝

●12月某日: 最後にルイボスティーをガブ飲みしたのが功を奏したか、二日酔いを免れたクリスマスの朝ー。つんつん、とすると大儀そうに寝返りをうったサク、薄目で隣の枕に乗っている不審物(?)を確認し、「あり?」「どうして?」と2,3、かわいい声で独り言を放ったあとおもむろに起き上がり(普段からは考えられない寝起きの早さ)、箱を大事に抱え込んでトコトコと夫のもとへ歩いて行った。

サク 「これ、なんで?」
夫 「あ、それね。夜にサンタさん来てくれたんやない?」 

我々は手抜きサンタなので、サンタシステムを稼働させるのは今年が初めて(入園した今、流石にやっとかないかんかな、ぐらい。これまでやらなかったのも特に信条があるわけではない)なうえ、ゆうべまでも「良い子で寝てたらイブにサンタさんがプレゼントもって来るんだよー」的な導入部の説明は省いていたのであるが、子どもは「そっかー。よかったー」と何の違和感もなく納得。

意気揚々と箱の中身を取り出していろいろと点検したあとで、ふと「これ、お父さんの枕の上に乗ってたけど、お父さんはどこで寝てたの?」と、もっともな疑問を口にする。子を真ん中に川の字で寝ているので、夫が起きたあとに自分の枕の上に箱を乗せたのであった。「枕の下のほうで、こうなって(丸まった格好をしてみせる)寝てたんだよ」と夫が説明すると、「そうなんだー」と納得するあたり、ま、4歳児ってチョロいかわいいもんである。あとから、「○○くん(友だち)にもサンタさん来たかな」なども言っていた。

朝食後、昼食後と2回、キッズバイクの練習。サクは怖いもの知らずで最初からグイグイいくタイプではないので、どうかなーと思っていたのだが、「ぼくのじてんしゃ、のる、のる」と意外に前のめりである。午後は、サクのおもちゃ棚の大掃除。しだいに増えて、混沌としてきていたので、棚卸および分類方法・収納先等を見直す作業・・・を子どもと一緒にする。「こうしない?」「これはどこにしまう?」など、意見を聞きながらやると、「いや、それはちがう」「これは、もうすてよう」「そうだね!おかあさん、いいことおもいついたね!」等、親を褒めて伸ばしながら(笑)ノリノリで付き合うサクであった。雑巾も自分で持ってきて、拭きあげたりもする。一緒に話して納得ずくで決めた、ということで、これからもっとスムースに片付けもいく・・・といいのだが。

夕方は、さらに増えた(クリスマスプレゼントで)プラレールを製作。新幹線のE5系を持っていて、E6系と連結させたいと常々願望を口にしていたのだが、念願かなった形だ。E6系は新幹線単体で売っていなくて(くそー タカラ○ミーめ)、結局レールやら駅やら入っているセットになっちまったんだが、おかげでかっこいい踏切も入手。さらにそれに、ブロックでアレンジを加えるなどし、私がちょっと(手抜きの)夜ごはんを作ってる間にけっこうな大作ができていて、驚いた。赤魚みりん干し、ごぼうたっぷりの味噌汁、切り干し大根という、昨日との落差が大きすぎる夕食を粛々と食べる。