2015年 元日の夜に(上)

一年の計は元旦にあり、ということで、ニューイヤー駅伝が終わったあと、手帳に今年の目標をつらつらと書き連ねてみました。「元旦」は「元日の朝」という意味らしいので、正確には元旦にやれてないんですが(笑)。

記録魔の気がある人間としては、そのひとつひとつ、すべてをここに記録したい気分にも駆られていますが、まぁ羞恥心を発動させることにして少しだけ(少しは書く笑)(少しだけ、と言いながら長くなるのは私のお約束 笑)。

ひとつはやはり本を読むことですね、自分にとって本当はやりたいことのはずなのに足りていないのは、まずは読書だと思います。

このあいだ、友だちが「行ってみたいカフェやパン屋さん」を手帳にリストアップしていて、「それ、私もまったく同じことやってるよ、本バージョンで!」と思ったんですけど、人にカフェのリストは見せられても本のリストはなかなか見せにくいのが悲しいところですね。こちらのリストの中には『早雲の軍配者』とか『出雲と大和−古代国家の原像を訪ねて』とか『前田敦子はキリストを超えた』とか書いてあるわけで(笑)。

本を読むのって徹底的に個人的な快楽で、たとえば料理とか手芸みたいに成果物を家族や友人のために役立てることはできないし、チームスポーツのように楽しみを人と分かち合うこともできない。一応、妻であり母でもあり、しかも稼いでいない人間としては、「そんなことして何になる」と思いがちだったりもします。

でも、そういう直接的なことにこだわるもんじゃないな、と最近ますます思うようになりました。

本を読むことで得られるものは、やはりあまりにも大きいと思います。家事や育児というのは現実そのものであり、私は現実を、地に足のついた生活をとても大事にしたいと思っています。だからこそ、現実と違う座標軸をひとつ持っておくってすごくいいことなのではないかと。本は人生に奥行きを与えてくれます。真正面から見たら奥行きなんて見えないんです、あってもなくても同じなんです。だけど奥行き・・・やっぱり欲しいなって思います、年を重ねてゆけばなおさら。欲しいものを求めてゆく過程そのものに価値がある。

文章がうまい本、教養の本、歴史の本、新聞、古典のような名作も読めたらと思います。本が好きという割には、読んでいないものが大すぎるなと感じます。もう若くない(時間がない)から手当たり次第に読むことはできません、アンテナを張り、感度を良くして、自分に必要だと感じるものを厳選して読んでいきたいです。

ほかには、音楽をもっと身近に生活したいなと思います。出産以来、やや遠ざかりがちなので。子どもといるときには会話や生活音だけの時間が要るなと感じているんですけど、子どもは通園でいない時間も相当あるのだし、音楽でもっと気持ちよくなりたい。同じように、たまには映画も見たいと思います。去年はたぶん、お正月休みに見た『奇跡』と『のぼうの城』だけでした(いずれも地上波の録画)。

夫を大事にしたいと思います。夫婦にとって大切なのは言葉にしても行動にしても小さな心がけや思いやり、それらを積み重ねていくことだろうと思います。子どもとも、もっと遊びたい。子どもは常に今しかない時間を生きています。小さくてかわいいのもわずかな年月だ。

料理も。「美味しいものは夫が週末に作ってくれるから・・・」と自分の料理を消化試合にしないで(笑)、自分も料理を楽しみたいと思います。たぶん、レパートリーが増えたり、手際がよくなれば、もっと楽しくなるはず。幸い、周りには料理が上手な人も多いし・・・すてきな料理本を物色して入手するのもいいかな(と、すぐ本に走る)。手際は、実践していかなきゃ良くはならないもんね。

頭がスッキリするので、ランニングも続けていきたいですね。体重もそれなりに管理したいです(笑)。

などなど、やりたいことはいろいろ。だから、とにかく大事なのは「ネットしすぎない!」ってことだと思います。スキマ時間に、息抜きに、重い腰を上げるまでの暖機運転に・・・ついついネットを見ちゃう時間を削減したら、きっともっといろいろできるはずなんだー! ・・・・という決意をダラダラ書いてネットに上げている2015年最初の矛盾、ウフ。(つづく)